とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

2017-06-05から1日間の記事一覧

百年の散歩

○わたしは、黒い奇異茶店で、喫茶店でその人を待っていた。(P6) 書き出しだ。多和田葉子の小説には、いくつかパターンがあるが、この種の言葉遊びが繰り返されるタイプの小説が最も苦手だ。若い頃ならいい。だが60を過ぎてこれを読むのはなかなか辛い。 「百…