とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

玄関引き戸錠との格闘

わが家の玄関は引き戸で、上下に2つの錠が付いている。入居後、18年ほど経って、錠の具合が悪くなり、5年ほど前にその一つを交換した(「玄関引き戸の錠の交換」参照)。あれからさらに5年、昨年の11月あたりから、交換した錠の調子が悪くなってきた。そこで…

ワークライフバランスのための、1日6時間労働の提案

専業主婦は夫や子供を送り出した後、電化製品を使用してチャチャっと家事を終え、その後は韓ドラを見たり、ママ友とランチへ行ったりして、悠々な生活をしている、と思う向きも少なくない。もちろん、子供の世話や老親の介護、PTAや町内会の用事などもバカに…

アジア杯 ラウンド16 バーレーンvs.日本

グループEは韓国か、ヨルダンと思っていたら、なんと最終節のアディショナルタイムのドタバタの末に韓国が引分けて、バーレーンがグループ首位。決勝トーナメント1回戦で対戦することになった。FIFAランクは86位。だが、今大会の他の試合結果を見ると、長い…

ザイム真理教☆

これまで森永卓郎は庶民派の経済評論家として好意的な目で見てきた。しかし、著書を読んだことはない。新自由主義的な政策には批判的というイメージはあったが、実際のところ、どんな経済政策を支持し、提言しているのかは知らなかった。財務省の「財政均衡…

トヨタ労組の賃上げ要求はトリクルダウンするのだろうか?

トヨタ労組が今年の春闘で、過去最高の賃上げ額2万8440円、一時金要求も過去最高の7.6ヶ月分を要求するというニュースが出ていた。これって、いいことなの? もちろん物価上昇が続く中、業績の良い企業が一定程度、賃上げするのは悪いことではないだろうが、…

堤未果のショック・ドクトリン

「ショック・ドクトリン」は、本書でも紹介されているように、アメリカの同時多発テロやハリケーン・カトリーナによる災害などが発生した後の2007年に、ナオミ・クラインにより執筆され、刊行された本のタイトル。同時多発テロの際に、世界貿易センタービル…

皇后杯 決勝 三菱重工浦和レッズレディースvs.INAC神戸レオネッサ

準決勝の延長後半、左WB北川の劇的なシュートで勝利したレオネッサ。対するレッズは前半リードするも追い付かれ、PK戦の末に勝ち上がってきた。しかしそのゲームで安藤と猶本が負傷。二人を欠いて決勝に臨む。WEリーグでは現在、レオネッサが首位でレッズが2…

アジア杯 グループD第3戦 日本vs.インドネシア

第2戦でイラクに敗れた日本だが、インドネシアに勝てば問題ない。久保と南野の関係など、これまでの課題を解決し、いい感じで勝利して、決勝トーナメントに進んでいきたい。このゲーム、日本は遠藤をアンカーに置く4-3-3の布陣を組んできた。右IHに久保、左I…

なんかいやな感じ☆

武田砂鉄の本はデビュー作の「紋切型社会」以降、ほとんど読んできた。言葉はわかりやすいが、ある事柄に対してねちねち・ぐるぐるとあらゆる角度から批評しようとする。はっきりした結論に至らず、結局、何が言いたいのかわからなくなる。そんな文章も多く…

新しい戦前

「新しい戦前」というのは2022年末に、タモリが「徹子の部屋」で述べた言葉だけど、「言い得て妙」というか、今の状況をうまく表現した言葉だと思う。そしてさっそく、本書でタイトルとして使用された。これって、タモリの了承は得ているのだろうか? まあ、…

皇后杯 準決勝 三菱重工浦和レッズレディースvs.サンフレッチェ広島レジーナ

昨季はWEリーグとリーグ杯の2冠を達成したレッズレディース。ただし皇后杯は準々決勝で敗退。WEリーグはここまで2位に付ける。一方、今季リーグ杯を制したレジーナも昨年の皇后杯は準々決勝敗退。昨年は日テレベレーザが優勝した皇后杯だが、今年、ベレーザ…

アジア杯 グループD第2戦 イラクvs.日本

アジア杯第2戦の相手はイラク。FIFAランクは63位だが、もちろん簡単な相手ではないし、スタジアムは完全アウェイ状態。とは言っても今の日本代表なら、難なくはね返し勝利してくれると思っていた。 イラクの布陣は4-2-3-1。アイメン・フセインをトップに、ト…

アジア杯 グループD第1戦 日本vs.ベトナム

ベトナムのFIFAランキングは94位。だがこのところその実力はメキメキと上がってきていることはよくわかっていた。しかも監督はあのトルシエ。とは言っても、今回、日本も最強メンバーを組んできた。第2戦のイラク戦は少し怖いが、楽勝で決勝トーナメントに進…

全国高校サッカー選手権 決勝 青森山田vs.近江

市立船橋をPK戦で勝ち上がってきた青森山田に対し、近江は大量得点・大量失点の攻撃サッカーで初の決勝まで進出した。青森山田の市立船橋戦が凡庸な内容だっただけに、これまで近江のサッカーを観ていないが、ダイジェストで伝えられる報道を見ている限り、…

全日本高校女子サッカー選手権 決勝 藤枝順心vs.十文字学園

高校女子サッカーの決勝は昨年と同じ、藤枝順心と十文字学園の対戦。昨年は藤枝順心が1-0で勝利したが、お互い攻め合う面白いゲームだった。昨年の決勝に出場した早間や三宅にはリベンジの気持ちを強く持っているだろう。一方、藤枝順心にも久保田、下吉、菊…

全国高校サッカー選手権 準決勝 市立船橋vs.青森山田

久し振りに国立競技場に戻ってきた市立船橋。スタンドには布前監督の姿もある。準決勝の相手は青森山田。高円宮杯プレミアリーグでも優勝し、この年代では最強チームではないか。黒田前監督はJ2ゼルビアの監督となり、1年目でJ1昇格と結果を出した。黒田前監…

全国高校サッカー選手権 準々決勝 名古屋vs.市立船橋

初出場、名古屋高校の準々決勝の相手は、優勝5回を誇る市立船橋。いや、どこと当たっても相手は格上。当たって砕けろの覚悟で相手に立ち向かう。名古屋の布陣は3-4-3。仲井、小川、原の3トップに、中盤は田中と川瀬のダブルボランチに、右WB齋藤、左WB月岡。…

私労働小説

「リスペクト―R-E-S-P-E-C-T」は昨年読んだ本の中で最も心に残った。それで、続いて発行された本書も読んでみた。扉裏に自伝的小説と書かれている。すべてがフィクションではなくとも、近いことはいろいろ経験したのだろう。 本書の中でもっとも心を打たれた…

全国高校サッカー選手権 3回戦 名古屋vs.岡山学芸館

このところ高校サッカーの愛知県代表は1回戦で敗戦することが多い。今年は初出場の名古屋高校。とても勝ち進めるとは思っていなかった。12月29日の1回戦は何気なくテレビをつけたら、日章学園に0-1で負けていた。案の定、今年もやはり1回戦負けかと思ってい…

国際親善試合 日本vs.タイ

天皇杯決勝のない元旦はやはり寂しい。代表戦とはいっての相手はタイ。やはり天皇杯の方が面白い。とは思ったが、やはり観ずにはいられない。12月から石井正忠さんが監督に就任した。その縁もあってのマッチメイクか。プレミアリーグやラリーガなど、正月も…

2023年、私が読んだ本ベスト10

今年読んだのは54冊。昨年より少し多いが、都市・建築系の本も含めて65冊はほぼ週1冊のペース。まあそんなもんか。でも例年よりも面白い本が多かった印象。そうでもないかな。まあ来年もボチボチと本を読んでいこう。 [第1位]リスペクト―R-E-S-P-E-C-T (ブ…

うどん陣営の受難

津村記久子は「ディス・イズ・ザ・デイ」から読み始めたが、その後は出るたびに読んでいる。今年の夏には「つまらない住宅地のすべての家」がNHKでドラマとして放送されていた。けっこう津村ファンっているんだなと思った。 今年読んだ「水車小屋のネネ」も…

スピノザ☆

先月読んだ、國分功一郎の「目的への抵抗」は面白かったとはいうものの、講演録で、イマイチ掘り下げが足りないと感じた。その前に読んだ「資本主義の次に来る世界」で、デカルトから始まる機械論哲学が現代の資本主義を招き寄せたとして、「スピノザの思想…

リーグアン第16節 モナコvs.リヨン

Jリーグは終わったし、天皇杯も終った。WEリーグも今週末にはない。時間を持て余したので、久しぶりに海外サッカーを観ることにした。日本人選手が出場したゲームで土曜日の午後に観られるゲームと言えば・・・南野が先発したモナコのゲームがあった。今季…

天皇杯決勝 川崎フロンターレvs.柏レイソル

この時期に天皇杯決勝というのはやはり似合わない。代表戦ができるなら、天皇杯を正月に開催してほしい、と思うが、決まったことは仕方がない。でも組み合わせはフロンターレとリーグ戦を17位で終えたレイソル。今季も8位とイマイチな成績ではあったが、順当…

外来種は悪じゃない☆

これまで何冊か、外来種駆除を批判する本を読んできた。「外来種は本当に悪者か?」、「池の水ぜんぶ”は”抜くな!」など。本書もその類の本多が、これが一番わかりやすいのではないかな。 第1章、第2章で、ミシシッピアカミミガメやアメリカザリガニ、ブラッ…

J1リーグ第34節 名古屋グランパスvs.柏レイソル

前節ヴィッセルに敗戦して、目前でシャーレを掲げる場面を見たグランパスの選手たち。この悔しさを最終戦にぶつけてほしい。とは思ったが、相手のレイソルも降格のかかった試合。もっとも得失点差を考えればほぼ残留は決まったも同然。むしろ来週の天皇杯決…

ニホンという病

これまで養老孟司の本は読んだことがない。と何度も書いてきたが、対談本はいくつか読んでいた。改めてその感想文を読んでみると、意外に「面白い」という感想が多い。「意外に」と書いたのは、本書はそれほど面白いとは思わなかったから。それは対談相手の…

科学と資本主義の未来

2019年に出版された「人口減少社会のデザイン」、2021年に出版された「無と意識の人類史」に続く3部作として執筆したと言う。前2冊も難解、というか、広井哲学はどこへ向かうのかと思ったが、集大成の本書では、さらに整理され、科学哲学史としての筆者の構…

J1リーグ第33節 ヴィッセル神戸vs.名古屋グランパス

先週のミャンマー戦の後、JFAの田島会長が「シリア戦の中継は何とかなりそう」という発言していたので期待していたが、結局、放送なし。現地協会のエージェントが放送権料をあまりに吊り上げたため、敢えて受けなかった」という話をしていたが、まあ残念。で…