とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

エスパルス、今シーズンもお疲れさま。

 ガンバvsエスパルスの3位決戦は、順当にガンバが勝利して、エスパルスの今シーズンが終了した。お疲れさまでした。
 28節で首位に立ってから3連敗。今シーズンあまりエスパルスを見ていないので、どんなサッカーをしているのかと興味があったが、このゲームで見たのは、いつもの昨シーズンまでのエスパルスでしかなかった。いやそれ以上に疲れていた。
 対ガンバだから守備的に行こうというつもりもあったのだろうが、前線の岡崎や原と中盤以降との距離が遠い。17分に伊東のパスを枝村が落し、岡崎が攻め込むシーンがあったが、前半はほとんどガンバがボールをキープし、遠藤、二川、ルーカス、そしてペドロ・ジュニオールがよくシュートを打つ。
 エスパルスはカウンター狙いかとも思ったが、ガンバも必ずしもパスから崩すわけではなく、タイミングよくペドロ・ジュニオールにボールを預け、そこから一気にスピードを上げてゴール前に迫る戦い方。何とかクリアした後のエスパルスの遅さにイライラ。
 14分のルーカスのゴールはオフサイド気味で少しかわいそうにも思うが、それを覆す意欲が見えてこなかった。
 後半10分過ぎからようやくエスパルスがサイド攻撃で攻勢に出る。8分、山本が市川とのパス交換から上げたクロスに枝村がヘッド。14分、マルコスのパスに市川が走り出し、ループシュート
 片や19分、ガンバは中澤のクロスに遠藤がうまいタメからシュートを放つ。そして25分、遠藤のスルーパスから二川のクロスにチョ・ジェジンが追加点を挙げた。これもガンバの攻撃力というよりGK西部のミスと言える。
 その後、27分永井、33分長沢と長身FWを入れて前線に放り込み、長沢が再三ヘディング・シュートを放つが、ガンバが落ち着いて守りきり完封した。
 ヨンセンの欠場が響いた。今シーズンの好調はヨンセンに多くを負っていたのかもしれない。このゲームを見る限りはとても優勝を狙えるチームには見えなかった。3位以内に入って来年ACLに参戦する事態にならなくてよかった。グランパスファンとして衷心よりの慰めの言葉です。
PS
 と書いたら、天皇杯の結果次第では、エスパルスにもまだACL出場の可能性があるんですね。そうか、悪いこと言わないから、今の状況でACL出場はしない方がいいと思うよ。