とんま天狗は雲の上

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日本一新型インフルエンザが流行している街から送る「50歳以上は新型インフルエンザにならない」らしい

 愛知県は全国の中でも北海道と並んで新型インフルエンザの患者が多く発生している。北海道のピークは過ぎ去ったようだが、愛知県は一時頭打ちになったもののまた盛り返して、相変わらず流行が止まらないようだ。
 中でも私が住む春日井保健所管内は県内で一番の発生率を記録しており、ある意味、日本で一番新型インフルエンザが流行している街と言える。
 3週間ほど前にうちの娘がインフルエンザに罹ったときの小児科の混みようといったらそれはすごいものだった。みんながみんなインフルエンザなものだから、診察前はみんな同じ待合室で待ち、検査で陽性が出た患者だけは別室が与えられるものの、多すぎてうちの娘は廊下だったと言う。
 職場でも同様に子どもがインフルエンザに罹ったので休むという話はよく聞くが、本人が罹ったという話は20代の若者以外はトンと聞かない。
 昨日、妻が定期的に通う内科へ診療に行ったところ、いつも以上に混んでいてびっくりした。すわ、インフルエンザと思いきや、どうも様子が違う。聞けば近くの診療所が2カ所、先生の急病等で閉所になり、地域の患者さんが集中しているとのこと。
 妻が先生に、娘のインフルエンザの話、そしてちょうどそのとき自分も具合が悪かったので、タミフルを処方してもらって飲んだという話をしたら、「絶対インフルエンザではない。」と確信的に言われた。曰く「こんなに混んでいるのに、うちの患者で新型インフルエンザはたった一人しかいない。それも中学校の教師で普段、免疫抑制薬を服用している女性だけだ。50歳以上は新型インフルエンザにはならない。ワクチンも打つ必要はない。」
 新型インフルエンザのワクチン接種が始まり、量が足りないとか、重症化しやすい人から優先的にとか騒がれているが、ここ春日井市にいると何を騒いでいるんだろうと思う。これは絶対、製薬会社に陰謀だ。
 でも、ようやくワクチンが行き渡る頃には子どももおおかた発病し、大人は発病しないということが知れ渡って、誰もワクチンを打つ人がいないということになるのではないか。日本一新型インフルエンザが流行している街・春日井に住んで言えることは、「新型インフルエンザ、恐るるに足りない。50歳以上の人間はワクチンもあわてて打つ必要はトンとない。」ということ。みなさん、落ち着きましょうよ。