とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ガンバ玉砕 アントラーズ3連覇へ王手

 Jリーグ終盤の大勝負、ガンバvsアントラーズアントラーズの大勝でガンバに引導を渡した。それにしてもこれだけ大差がつくとは思いもしなかった。
 序盤はもっと拮抗した戦いになるかと思ったが、アントラーズが圧倒してガンバをゴール前に釘付け。1分、野沢のFKにマルキーニョスのシュート。10分にはマルキーニョスから興梠がヘッド。19分には小笠原のスルーパスに興梠が飛び込む。
 しかし厳しいプレスで圧倒的にボールをキープし、再三再四CK、FKでチャンスを作るが、なかなか得点にならない。これでガンバが攻勢に立つと、簡単に失点するぞと思っていたら、25分以降、今度はガンバが遠藤を中心に攻め出す。が、こちらもゴールが決まらない。
 26分、中盤のインターセプトから遠藤がゴール前でFKを得るが、バーの上にはずれていった。27分には、ペドロ・ジュニオールがペナルティ・エリアで倒されたと思ったが、シミュレーションの判定でイエローカード。31分には二川のパスにペドロ・ジュニオール。40分には佐々木のポストに明神がシュートするもゴールにならない。
 後半はアントラーズも前半ほどのプレスはかけず、互角の展開だったが、11分、小笠原のパスカットから長いスルーパスを興梠に合わせ、ついに先制点を挙げた。と、一息つく間もなく13分には興梠からのパスをマルキーニョスがシュート。跳ね返りを野沢が技ありのループシュートを決めて突き放す。
 ガンバも15分にペトロ・ジュニオールのポストから二川がシュートを決めて、さあこれからと思ったら、17分、ダニーロが競ってこぼれたボールが野沢から興梠にわたり3点目をゲット。ルーズボールに対して、ガンバ守備陣が一瞬のエアポケットに入ったような感じだった。
 そして23分、ルーカスが2枚目のイエローカードで退場となってゲームエンド。26分にはPA内で遠藤が倒されるもファールの判定ならず、こぼれ球を拾った明神のシュートもゴールには入らなかった。このあたり、ガンバのつきのなさを思う。
 40分の田代のシュートはオフサイド臭かったし、44分のダニーロだめ押しの5点目は攻めるしかないガンバのやる気を完全に奪った。
 少しレフリーがホームのアントラーズ寄りだったかなとは思ったが、崩れるとなったら脆かった。アントラーズの機を逃さない攻めの鋭さとうまさには脱帽。1点目は小笠原のスルーパスだし、2点目も野沢のループはうまかった。逆にガンバは、ペトロ・ジュニオールドリブラーで、中盤のパス回しと同じようなリズム、うまく抑えきられたと言う感じだ。
 これでついにJリーグ最終節はアントラーズフロンターレだけが残った。J2降格が決まったレイソルだが、ホームでフロンターレ相手にどんな抵抗を見せるか。最終節で燃えるサポーターの前でレッズがどんなパフォーマンスを見せるか。最後まで目が離せない展開となった。