とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

喫煙所と化す公園

 先日、午後からの会議に出席するため、早めに会場の近くまで行き、隣の公園のベンチで時間調整をしていた。お昼休みでベンチにはあらかた先客が座っており、少し離れたところで午後の会議での想定問答を反芻していた。
 と、どこからともなくタバコの煙が流れてきて鼻をくすぐった。ふと見ると、ベンチに座っている、いや公園内にいる人々のほとんどが手にタバコをはさみ喫煙を楽しんでいた。
 最近、全館禁煙とするビルが増えてきている。病院はもちろんのこと官庁舎もほとんどが禁煙だ。勢い喫煙者は道路に出る。ベンチのある公園は絶好の喫煙所だ。
 たばこ税の増税がいよいよ現実味を帯びてきた。周りの喫煙者に聞くと、500円位までなら本数を減らしても吸い続けると言う。これまでも増税のたびに1日3箱となり2箱となり、今は1箱だと言う。これで600円になったら1日10本になるのかな。
 税収入増を目的に考えれば、喫煙本数が減らない程度に少しずつ増税する方がいいだろうから、1本20〜30円程度の値上げというのはいい線かもしれない。一方、健康維持が目的ならいっそ禁煙令でも出せばいい。でも一挙に倍にしても、喫煙本数が半分になって、税収入はそれほど変わらないのなら、喫煙しない者にとってはそれでもいいかなと思う。
 でも公園が喫煙所となるのは困る。官公庁においても、建物内に喫煙所を設置する方向で配慮してもらった方が、喫煙者・禁煙者双方にとっていいのではないかと思う。大事な納税者です。迷惑でない範囲で、気持ちよくスパスパ吸っていただければ、私は一向にかまわないと思っています。