とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンC 気迫の勝利 今季最高のゲーム

 マンチェスター・シティvsチェルシーは久し振りに見た今季最高のゲーム。キックオフ直後から両者まれに見る激しい攻防が続く。
 3分、チェルシーが押し込んだところからライトフィリップスがテヴェスにフィードのパスを通し、そこからドリブル、ドリブル、テリーをかわしてクロスを送るも惜しくもアデバヨールに届かない。5分にはロビーニョが倒されて得たFKをテヴェスが横に流してデ・ヨングがシュート。
 しかしそこから今度はチェルシーが押し込んでいく。7分、ランパードからデコが流してドログバがシュートするもギブンが好セーブ。しかし8分、ランパードのCKから右サイドでバラックがキープしてブリッジをかわしてクロス。これをドログバがヘッドで落とし、イバノビッチがシュート。GKが跳ね返したところをアネルカがシュート。これもGKが跳ね返したがアデバヨールの背中に当たってゴールに転がり込んだ。チェルシー先制。
 不運な先制点だったが、この日のマンCは全くしょげない。かえってエンジンが掛かって気迫のプレスでチェルシーを追い込む。21分、中盤でロビーニョからバリーにフワッとしたスルーパスが出されクロス、アデバヨールがシュート。35分にはライトフィリップスのアーリークロスをリチャーズ?がヘディング。カルバーニョが奇跡的クリア。しかし37分、CKの跳ね返りをライトフィリップスがクロスを入れるとデ・ヨングが落としてアデバヨールがシュート。クリアをもう一度アデバヨールが冷静に叩き、同点に追いついた。
 後半に入ってもマンCペース。8分、ライトフィリップスのクロスにアデバヨールがシュート。そしてカルバーニョに蹴られて得たFKを、テヴェスが絶妙に壁の間を通して勝越しゴールを挙げる。
 リードされてチェルシーも反撃。17分、ランパードのFKからドログバがヘッド。23分にはデコのCKにイバノビッチがヘッド。そして32分、ドログバがうまいトラップから前に抜け出たところを堪らずDFがファール、PKを得る。これをランパードが狙うが、なんとギブンが止めた。
 その後も両者激しい攻防が繰り広げられたが、マンCが最後まで守り切って、ここまで5連勝と好調の首位チェルシーに久し振りの土をつけた。
 今シーズン、アデバヨール、テヴェスらを補強し期待されたマンCだったが、ロビーニョ、テヴェスの怪我で最近7試合は連続引き分けとイマイチ勝ち点を伸ばしきれなかった。しかしこの日はサンタクルスもベンチに控え、いよいよメンバーが揃ってきた。そして最高のパフォーマンス。後半戦に向けて、マンCが台風の目となる予感。いよいよプレミアリーグが面白くなってくるゾ。