とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

サッカー批評45

 今号の特集は「日本人はサッカーに向いているか?」 と言われても、向いていようがいまいが、好きなサッカーは見るし、やるわけで、スパコンじゃあるまいし、世界一にならなければ意味がないなんていうわけもない。
 ということで、なんか無理無理な特集タイトルだなと思うことしきり。それよりも「欧州サッカー批評 2010年1月下旬発売予定」の広告の方が気になったりして。そうか取りあえず第1号は買わなければ。
 それはさておき、内容的にはそこそこ。林雅人のプレーヤー批評は、具体に代表イレブンの能力を評価しており興味深い。特に俊輔、遠藤への評価が低いこともいいなあ。
 「根性論を再考せよ」というメンタルトレーニングに関する記事も興味深い。ひょっとしたら、日本も欧米並みにメンタルトレーニングを取り入れたら、サッカーと言わず、他競技でも金メダル続出かも。真央ちゃんに紹介したい。
 あと面白かったのは、「ラストチャンス 東京ヴェルディ再建に奔走した男たちの11・17」。日本テレビに見捨てられたチームを引き受けた東京ヴェルディホールディング(株)という会社とその設立者たちについての記事だ。
 佐山一郎小田嶋隆を迎え、エンターテイメント性は上がったが、社会性は落ちた印象。「サッカー批評」らしいもっと硬派な内容を期待したい。

サッカー批評(45) (双葉社スーパームック)

サッカー批評(45) (双葉社スーパームック)

●(日本は)メンタルを選手の責任にしちゃうんです。集中力がないのはお前のせいだ。お前が力を発揮できないのは、やる気がないからだ。すぐ説教するでしょ。僕らからすると、説教する暇があったら、やる気を出すトレーニングプログラムをやったらどうですかという話です(P061)