とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

男の更年期 鼻血もストレス性?

 2月半ばから鼻血が出るようになって困った。10分ほどで止まるものの、4〜5日するとまた再発する。これを3〜4回も繰り返すと、白血病ではないかと家族も心配になり、3月13日(土)に近所の内科に行って血液検査をしてもらった。
 結果は15日(月)に出て、「コレステロール値が高いなあ」。「それって鼻血の原因ですか?」「いや違う。鼻血のことは耳鼻咽喉科へ行ってくれ」というので、18日(木)に近所の耳鼻科に行った。
 「焼いておきましょうか」というので治療を受け、土曜日にも経過を看てもらう。鼻がもぞもぞするのでいじっていたら、22日(月・祝)の午後3時半位にまた大量に鼻血が出てしまった。
 耳鼻科へ行く前は、ティッシュを鼻に詰めて間断なく取り替えていたが、耳鼻科では「小鼻を押さえて止血しろ」と教わり、そのとおりにするが、反対側の鼻から血があふれ出て、口から喉に血が流れ込む。洗面台に俯せになって10分ほど小鼻を押さえているとようやく止まる。
 これで大丈夫かとコタツに移りテレビを見ていると、またぶり返す。洗面台を抱えて15分。これを3〜4回も繰り返すと、時刻は6時を過ぎていた。「大丈夫?」と聞かれてもさすがに「もう再発しない」とは言い難い。さすがに妻も心配になり、近所の救急病院に電話をする。
 あいにく当直医に耳鼻科医はいなかったが、代わりに県の救急医療情報センターの電話番号を教えてもらった。これは県内共通の電話番号で名古屋のセンターで一括対応するシステムのようで、電話をすると丁寧に症状や住所等を聞かれ、先方でしばらく検索をかけた後、近在で耳鼻科医が当直医を務めている病院を紹介してもらった。
 娘の運転で隣接市の国立病院に向かう。病院にもあらかたの症状は伝えられており、さっそく耳鼻科の診療室に通され、今までの経緯などを説明する。「もう一度焼きましょう」ということで、先に行った耳鼻科よりも強力な器械(のように感じた。アースを片手に握らされ、鼻を措置する時には歯がガクガクとなるほどの電気ショックがあった。単に旧式だった可能性もあるが)でしっかりと焼いてもらった。
 「明日、近所の耳鼻科で患部を看てもらってください」と言うが、救急医療費が概算払いで、後日、精算支払いをする必要があったため、翌日休みを取ってもう一度その救急病院の耳鼻科にかかると、同じ先生が出てきた。当直明けにすぐ通常診療とは大変だ。
 「予後は大丈夫。1週間後に近くの耳鼻科で経過を看てもらってください」と言う。よっぽど来てほしくないみたい。通うには不便なので、1週間後の30日(火)に今度は前回とは違う耳鼻科へ行って診てもらった。と、その先生は「今度ひどい鼻血が出るようだったら、うちじゃなく病院へ行ってください」と言う。みんな診たくないみたい。
 先週末、行きつけの鍼灸院でこれまでの話をする。そこの先生も半年ほど前に私が行った国立病院で喉の手術をしたと言う。なんとその前には、私が最初に行った耳鼻科へ行ったが病気を見過ごされ、救急病院に担ぎ込まれたそうだ。
 鍼灸院の先生は、私と同年代で、薬剤師として大きな病院に勤務していた経験もあり、ある程度信頼をしているのだが、彼曰く。「中高年の鼻血は大きな病気が原因なことがあり、耳鼻科医ではわからないだけに診療を嫌う傾向にある。原因は3つ考えられる。1つは白血病。2つ目は脳梗塞の予兆。3つ目にただの血管の傷。あの病院の医師が診たのなら大丈夫だとは思うが、念のため、脳ドックを受診した方がよい。」とのこと。
 「ストレスがあると、鼻をほじったり、耳垢を気にしたりするようになる。あなたの場合は多分、ストレスから鼻をほじって血管を傷つけたんじゃないか」と言われる。そうか、鼻血もストレスか。一昨年の春から、五十肩、偽痛風、ぎっくり腰とあって、今回は鼻血。ストレスも確かにあるけれど、男の更年期ということかもしれないね。ということで、ストレスに効く鍼を大量に打ってもらった。これでしばらくは大丈夫?
 ちなみに鼻血はその後カサブタが鼻をふさぎ、非常に苦しい状態が続いたが、次第に下がってきて月曜日に耐えきれず指で掻き出したらするっと取れて楽になった。これでしばらくは様子を見ることにしよう。