とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ミミズの大量死

 猛暑が何日も続き、夏バテ状態で本当にイヤになって、そして久しぶりの雨。気温が下がりホッとしたものの、この時期の雨は男性的。ザーッと勢いよく降るので、傘を差し、水溜まりを避けつつ、バス停に向かって歩く。
 と、手前の交差点からバス停までの100m余りの歩道上に、大量のミミズの死骸が散らばっている。1m四方に10匹弱もの大量のミミズ。5cm程度の小さいものが多いが、10m以上の大物もいて、まだ蠢いているものもいる。
 踏みつけられペシャンコになったものも多く、辺りは生臭い臭いが立ち込めている。自分が踏みつけるのはイヤなので、避けつつ歩くが、あまりに多くてかなり困難。
 まさか、海辺のカフカのナカタさんじゃあるまいし、空から降ってきたんじゃないだろうなと疑うが、とりあえず傘にミミズが付いてないからそんなことはないだろう。
 歩道脇には1m程度のコンクリート擁壁の上に高さ5〜15mほどの芝張りの法面があるので、そこに生息するミミズたちが雨が原因で歩道へ大量移動して死亡したと考えるのが常識的だろうか。あまりの気持ち悪さにさっそくインターネットで調べてみた。
 すると、ミミズの大量死はけっこう頻繁に見られる現象らしい。地震の前触れ?と騒ぐ人もいるが、原因は「雨で酸欠状態になったミミズが外に出て、新たな生息地を求めて移動を始めたもののアスファルトが続く道路上で力尽きた」という説が有力。
 へーっ、そうなんだ。人生50年。ミミズが干からびて死んでいる場面はよく見てきたが、これほどの大量死、しかも雨中に何匹もまだ蠢いている状態で見たことは初めてだ。参考にしたサイト「みみずあれこれ」には、降雨と大量死との相関は見られないと書かれていたが、本当か!? 写真を撮っておけばよかったと思うが、朝はミミズの死骸を避けて歩くので精一杯だった。