とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アーセナル 危なげなく勝利 だがその代償は遺憾

 CLの決勝トーナメントが始まって、FAカップやリーグ杯もいよいよ佳境に入ってきた。加えて年末の豪雪延期試合が入って上位チームはどこもこの時期、厳しい日程が続く。CL第1レグでバルセロナを破り好調のアーセナル。週半ばの延期試合ストーク戦も勝利して首位マンUにプレッシャーをかけておきたいところ。ファンペルシー、コシエルニが負傷で欠場したものの、ナスリが復帰し、シャマックを控えに置いてベントナーが先発。後はいつものメンバーがそろった。
 立ち上がりから好調にパスを回してストークを攻め立てる。2分、ウィルシャーのドリブルからセスクのスルーパスウォルコットが抜け出す。ファーを狙ったシュートはポストに撥ね返された。3分、セスクのループパスにベントナーがヘッドで落とし、ウォルコットがシュート。さらに5分、ベントナーのスルーパスウォルコット。そして8分、CKをDFが頭に当て、ファーサイドからベントナーが中に入れると、フリーでスキラチがヘディングシュート。さっそくアーセナルが先制点を挙げた。
 その後もアーセナルが余裕でパスを回す。が、10分過ぎ、セスクにアクシデント。DFが当たったわけではもないが、いつものハムストリングか? 14分、アルシャビンに交代する。
 27分にはウィルシャーのヒールパスからアルシャビンがシュート。その後もナスリのクロス。ウィルシャーのスルーパスと面白いようにパスが回り、選手が躍動する。ストークも何とか、フート、ショークロスの長身CBが身体を張ってゴールを守る。
 35分、ホワイトヘッドのロングフィードをウォルターズが落とし、CFカリューがシュート。これがストーク最大のチャンス。しかしGKシュチェスニー横っ跳びでセーブし得点を許さない。前半はこれで終了。アーセナル完勝ムード。
 後半に入りようやくストークが前から攻めてくる。3分、デラップのロングスローからペナントのクロスにショークロスがヘディングシュート。しかしジュルーが頭に当ててコースを逸らす。13分にもデラップスローインからフートのヘディング。
 アーセナルも大きくパスを回して19分ウィルシャーのシュート。さらにウィルシャーからナスリのスルーパスアルシャビンがクロス、ウォルコットがシュート。セスクがいなくてもこの4人の連携がよく取れている。特にウィルシャーがいい。
 ところが23分、ウォルコットに対してホワイトヘッドが激しくチェックをかけると、足を捻って倒れこんでしまう。結局立ち上がれずデニウソンに交代。見る限り単純な捻挫のようだが、この厳しい日程の中で主力が2人欠場するのは痛い。その後はアーセナルも無理をせず、ストークの反撃をボールキープすることでかわし、1-0でゲームを終えた。
 幸いファンペルシーとコシエルニに加え、ラムジーもそろそろ帰ってこれるらしい。この日程を乗り切ってCLはもちろんリーグ戦も首位を目指してがんばってほしい。がんばれアーセナル