とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

グルーポン商法を体験

 年末にグルーポンスリランカ料理のクーポンを購入した。6月末まで有効だったので、これまで使用せずにいた。先日、娘を夜に名古屋まで迎えに行った帰りに、その店に寄って初めてクーポンを使用した。
 正月のおせち騒動の後、グルーポンの強引な営業でひどい目にあったハンバーガー・ショップの話をテレビでやっていた。それによれば、グルーポンの営業担当者が店舗側の意見を無視してクーポン発行枚数を無制限とし、HPページも適当にグルーポン側で作成した。グルーポン掲載後、クーポン購入者が殺到し、注文に応えきれず、そのケースではクーポン購入者に解約を申し出て料金を払い戻したと言う。
 私が購入したクーポンも同様の状況だろうと想像できた。2200円のコースが700円という68%引き。クーポンを差し出すと落ち着いてドリンクの選択等を聞いていったが、出された料理はHPに掲載されていたのとはかなり違う。HPではカレーが3種とタンドリーチキンがそれぞれ別の器に盛られていたが、出されたものは1枚のプレートに、ライスと3種類のカレーがかけられ、オムレツが添えられている。チキンがオムレツに変わったようだ。サラダ、デザートは一応ついているが、小さい。
 料理を食べ終わった後でスリランカ人らしきスタッフが「グルーポンが全部持っていくので、儲けはないんです。また是非いらしてください。」と言いながらメニューを持ってきた。それを見ると、2200円コースはなく、2300円コースがあるが、やはり3種のカレーは別々の器に盛られ、タンドリーチキンもドンとついている。文句を言いたいところだが、やめた。
 700円と思えば相応の内容。しかしグルーポンが半額持っていくので、店の取り分は350円。2300円コースの料理を出しては大赤字。私たちが食べた内容でもさすがに儲けは少ないだろう。閑散とした店で、客は我々のほかには1組だけ。その家族は追加料理を頼んでいた。もっと早く行けばHPどおりの料理が食べられたんだろうか。3ヶ月もすればさすがに対応策を考えたということだろう。
 何かもの悲しい思いがした。娘が利用したというポンパレはそれほどひどいことはなかったらしい。グルーポンは退会しようかと思った。