とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

スーパークールビズとか言う前に

 この夏の節電に向けて各社さまざまな試みを始めている。自動車工業会の木・金曜日休業というのはいいアイデアだ。他の産業界でも同様に、休業する曜日を変えて分散化すればいいのに、どうして後に続く業界が出てこないのだろうか。
 東京都庁で一部サマータイムというかフレックス通勤が始まったと報道しているが、これのどこが節電なのだろうか。結局、夏の昼間は全員出勤している訳で、意味がわからない。それならまだ愛知県庁のように昼休みを1時から2時に変更した方が効果があるかもしれない。よくわからないけど。
 スーパークールビズというけれど、これも意味がわからない。だいたい服装なんて自由でいいし、目的は節電なんだから、ホテルや電車内の冷房温度を下げれば、みんなイヤでも上着を脱ぐだろう。「北風と太陽」の童話を知らないのだろうか。
 節電について放送している暇があったら、放送局がテレビ放送をやめればいいではないか。かつてオイルショックの時には深夜放送を自粛したのに、今回はそういう措置が取られないのは何故だろう。もっともテレビ放送を休止すれば、レンタルビデオ店が繁盛するだけかも。それじゃ意味ないな。いや本当はテレビを見なくてもいいということにみんなが気が付くことを恐れているのかもしれない。
 いっそのことフランスのように8月はバカンスにしてみんなして長期休暇を取り、北海道や外国へ避暑に行けばいい。えっ、そうするとみんなこんな国で生活するのがイヤになってしまう?。確かにそうかも。生かさず殺さず、暑さに負けず。そんな国民を育てているのか。