とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ヴァンフォーレ戦 逆転で押せ押せの勝利

 豊田スタジアムへ行ってきた。今回は豊田環八ICの駐車場に停めて、シャトルバスで往復。午後5時前に家を出て、駐車場に5時半。バスは約15分。席に着いたのは6時過ぎ。ゴール裏のサポーター席を見下ろす位置で、応援の声がよく聞こえて楽しかった。
 ダニルソンがケガで中村がアンカー。ブルゾがケネディの横に上がってしまい、最初、ポジションが混乱していたような気がする。ワンボランチの力味からか、序盤、中村にミスが目立つ。前半9分、中村のトラップが長くなったところをボールを奪われ、ボランチの山本から長いスルーパス。一瞬オフサイドかと思ったが、オンサイドでハーフナー・マイクが抜け出し、シュート。何とヴァンフォーレに先制されてしまった。グランパスのDF陣もセルフジャッジで足を止めてしまったような・・・。
 その後もヴァンフォーレの速い出足にグランパスのパスがつながらない。前の動きも少なく、パスの出し先が見つからない。ヴァンフォーレパウリーニョはもちろんだが、柏の動きがよく、中村の回りを自由に使われる。
 ようやく藤本がボランチに入って落ち着くと、32分、右サイド田中隼磨からのクロスに玉田が飛び込み、きれいにゴールを決める。おおっ!それまで「つまらなくない」と妻が隣でささやいていただけに、突然の反撃にびっくり。
 これで途端に動きがよくなる。34分、ブルゾのシュートをGK荻が弾き、ケネディが詰め寄って、混乱の中ゴールに押し込む。あっという間にグランパスがリード。
 これでますますパスが回り出す。アディショナルタイム2分。右サイドからケネディを経由して左サイドへ。と、審判のホイッスルの音。ケネディヴァンフォーレCBダニエルが倒れている。副審のところに走り、何やら相談して戻ると、ダニエルに向けてレッドカード。何があったか知らないが、ついている。しかもそこからのFKを藤本が左上隅にきれいに落とす。3点目。何と前半のうちに3-1。
 一人少ないヴァンフォーレは後半初めに前半好調だった柏に代えて伊東輝悦。CMの山本英臣をCBに下げて、ボランチは伊東と井澤で組む。攻撃はパウリーニョハーフナー・マイクまかせ。だがグランパスが好調にパスを回す。
 15分、玉田のスルーパスにブルゾが追い付かないと、16分、永井を投入。ケネディのワントップに永井と玉田が左右に開く4-3-3。永井が積極的なドリブルを見せ、左サイドを二人三人と抜いて駆け上がる。さらに闘莉王も積極的な上がり。一人少ない相手に面白いようにパスがつながると、24分、ケネディがドリブルからスルーパス。サイドに開く永井が手前に藤本が走り込みシュート。4点目を挙げる。
 31分、磯村を投入。交代は前半ミスの多かった中村かと思ったが、田中隼磨。磯村を右SBで起用。さらに39分には小川に代えて金崎を投入。スタジアムの歓声がひと際高くなった。登場するやさっそくトリッキーなヒールパスや積極的なドリブルを見せ、スタジアムを沸かす。最後はヴァンフォーレが押し返し、バーを叩く惜しいシュートもあったが、何とかその後はゴールを許さず、勝ち切った。
 それにしても毎度先制されるというのどうか。フロンターレヴァンフォーレには逆転できたが、ガンバには2度先行されて逆転できず、守備の固いベガルタには最後まで追い付けなかった。このゲームでも立ち上がりは動きが悪く、攻撃がスムーズに運ばなかった。ブルゾのせいもあるだろうが、毎回ハラハラドキドキは身体によくない。
 ま、それでもその後のゴールラッシュは楽しかった。また見に来よう。シャトルバス駐車場の使い方も分かったしね。