とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アーセナル スウォンジーに勝利するも、まずは第1歩

 前節マンUに2-8と大敗したアーセナル。何でも8失点は115年ぶりだそうな。セスクとナスリ、クリシーらが移籍し、ウィルシャー、ソング、フェルメーレンらが負傷で先発メンバーを組むのも大変な状況だが、8月末までの移籍期間を利用し、駆け込みで新たな戦力を追加した。彼らも加えた新メンバーが先発。新生アーセナルを見てみる。
 トップ下にアルテタ、CBにメルテザッカーボランチは若いラムジーとフリンポンで組む。キックオフ直後、いつものようにアーセナルが攻め込む。1分、ファンペルシーからアルテタのスルーパスラムジーがシュート。
 スウォンジーアーセナルと同じようにパスをつないでゲームを作ってくるチーム。7分には右SBランヘルからボランチ、アクスティーンのクロスにCFグラハムがシュート。GKシュチェスニー、ナイスセーブ。アーセナルも15分、アルシャビンがドリブルでピッチを横断し、スルーパスウォルコットが抜け出しシュート。しかしCBコルカーがネットに飛び込みながらスーパークリア。
 スウォンジーはショートパスに小気味いいドリブルでアーセナルのお株を奪うような攻撃を見せる。35分、左SHシンクレアが左に流し、左SBテイラーのクロスにグラハム。アーセナルもチームに合流して間のないメルテザッカーが意外に効いている。だが攻撃はパスは回るが、タメがなく、チャンスをなかなか作れない。
 すると40分、ウォルコットのシュートをキャッチしたGKフォルムが、サイドを変えてアンダースローでDFに出そうとしたボールがDFランヘルのヒールに当たり、たまたま近くにいたアルシャビンの元へ。難なくシュートしてアーセナル先制。あっけない形でラッキーゴールが入った。
 後半早々、スウォンジーが攻めてくる。9分、シンクレアのFKはバー。アーセナルも11分、ファンペルシーがドリブルで切れ込み、シュートはポストを叩く。だが、アーセナルのプレスが甘い。スウォンジーがゆったりとボールを回してチャンスを窺うと、アーセナルもそれに合わせたように距離を置いて動く。マンUのゲームを思うと、2倍スローで見ているような感じ。のどかに時間だけが過ぎていく。
 17分、アルシャビンに代えてベナユン。さらにコクラン、36分にはファンペルシーに代えてシャマックを投入。38分、ギグスのクロスにシャマックがヘディングシュートを放つが、GKフォルムがナイスセーブ。
 終盤はスウォンジーが連続して攻める。44分、ランヘルのクロスに途中交代のドビーがシュート。ロスタイム2分、クロスにグラハムがボレーシュート。しかしスウォンジーも決定力がイマイチ。結局アーセナルがラッキーゴールを守り切ってゲーム終了。4試合目にしてようやくアーセナルがリーグ戦、初勝利を挙げた。
 まずは第1歩というべきか。だが、本調子にはまだほど遠い。今シーズン、ここからどこまで上がっていけるのか。降格争いにならないことを祈りたい気分だ。