とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アグエロはハットトリックだが、テベスが乗り切れず

 五十肩が痛い。辛いのでスカッとするゲームを見ようと、結果のわかっているマンC対ウィガン戦を観戦した。マンCは久しぶりにテベスアダム・ジョンソンが先発。バリーの負傷でミルナーボランチに下がり、前節活躍のナスリ、ジェコはベンチスタート。
 序盤からマンCペース。5分、アグエロのスルーパスに左サイド、クリシーが駆け上がってクロス。ダビド・シルバのシュートはDFに当たるが、再度クリシーがクロス。A.ジョンソンのシュートは枠を外す。10分にもD.シルバがミドルシュート。だが、マンCが圧倒的にキープしている割にチャンスは少なく、静かな立ち上がり。
 12分、CKからのルーズボールテベスがキープし、コンパニーがヘディングシュート。ここはゴールならなかったが、直後の13分、テベスが左サイドをDFに囲まれながら抜け出してクロス。D.シルバが中に送りアグエロがシュート。マンCが早々に先制した。
 ここまではよかった。だがこの後、マンCがなかなかゴールを挙げられない。18分、A.ジョンソンが右サイドを駆け上がり、パスにD.シルバが抜け出すと、DFロペスがPA内で倒してしまう。ところがこのPKをテベスが決めきれない。オマーンのGKアル・ハブシの好セーブと言うべきか。
 マンCは中盤のプレスもよく、ウィガンが攻める場面をほとんど作らせないが、逆にチャンスを作ってもゴールが決まらない。21分、クリシーの上がりからアグエロのシュートは枠外。28分、テベス絶妙のスルーパスに右SBリチャーズが抜け出しGKと一対一となるが、シュートはバーに嫌われる。29分、アグエロがD.シルバとのワンツーで抜け出すが、シュートは枠外。35分、CKからコンパニーのヘディングシュートはGKアル・ハブシが好セーブ。ヤヤ・トゥーレがシュートするも枠を外す。さらに38分、A.ジョンソンからテベスのスルーパスミルナーが飛び出すが、わずかに届かない。
 そうこうするうち43分、ウィガンも左SHロダリェガからのスルーパスにCFディサントがシュートする。GKハートがよく飛び出してブロックした。前半、テベスが下がって絶妙の長いスルーパスに中盤から他の選手が飛び出す場面が多く見られたが、パスが長い分、時間もかかり、ウィガン守備陣が何とか追い付いていく。
 後半も同様にマンCが攻撃する。8分、リチャーズのクロスにアグエロがシュート。さらにD.シルバ。12分、D.シルバが左に流しクリシーのクロスにD.シルバが走り込む。しかし、なかなかゴールにならず、次第に攻撃も停滞していく。逆に14分、ウィガンも右SHモーゼスがドリブルで中に切れ込み、スルーパスにロドリェガがシュート。自慢の両SHが自由に動きだす。
 すると16分、テベスに代えてナスリを投入。直後の18分、Y.トゥーレの縦パスをD.シルバがワンタッチポスト。ナスリのスルーパスアグエロが抜け出しシュート。待望の2点目をゲット。ナスリ、D.シルバ、アグエロの距離が近く、短く速いパスが回る。テベスの場合、D.シルバ、アグエロを囮に、ミルナーやA.ジョンソンを走らせるが、やはり近い名手を使った方が攻撃はスムーズで効果的。24分にもD.シルバのスルーパスアグエロが反応しゴール。ハットトリックを達成した。
 その後はアグエロに代えてバロテッリ、Y.トゥーレに代えてラザックを投入。これでこれまでの連携が失われ、再び攻撃は停滞。33分、43分とA.ジョンソンの惜しいシュートが見られたが、このまま攻め切ってマンCが勝利した。3-0。
 うーん、期待していたほどの圧倒感はない。逆にテベスバロテッリを入れた連携を試した印象。だがこの後CLやリーグ杯も始まる。うまく選手起用してマンUに離されず付いていってほしい。