とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

帰宅難民? 複数ルートが確保されていることは大切

 台風15号の影響による豪雨により、昨日の帰りはひどい目にあった。退社時に同じ経路を利用する若手社員が先に帰るのを見て「状況を連絡しろよ」と。娘も名古屋に出ていたので、連絡を取り合い、大曽根駅で待ち合わせる。彼女の方がわずかに先に着いて、JR中央線が運休になっていると連絡。「ゆとりーとラインの列に並べ」と指示を出して、すぐに合流した。
 しばらくしたら、若手社員から電話があって「どこにいますか?」「ゆとりーとラインに並んでいるよ」「えっ、あの長蛇の列ですか」。とは言っても他に代替案もなく、彼も合流。
 他の選択肢として、名鉄瀬戸線は運休。愛知環状鉄道高蔵寺・中水野間が運休のため、地下鉄からリニモ経由で愛環という手も使えない。しばらくしたら、ゆとりーとラインも「庄内川を渡る橋が通行止めのため、中志段味までの運行になります」という放送。
 庄内川を渡る橋がすべて通行止めとは思えないし、歩行者であれば渡れるということもある。中志段味から家まで歩いて帰った経験もあることから、とりあえずはそのままゆとりーとラインの列に並ぶ。
 若手氏は自宅に電話をして、奥さんが中志段味まで迎えに来てくれることに。僕らも同乗させてもらうことになった。とは言っても、列はなかなか進まない。ゆとりーとラインも高架区間はすいすい進むが、一般道に下りてからは渋滞に巻き込まれてバスが帰ってこないと言う。
 奥さんが迎えに来てくれるのなら、名鉄小牧線で最寄り駅まで行く方法(もっとも駅まで30分近くかかるが)や中央道の高速バス利用という方法(バス停までは10分ほど)もあると話の輪が咲いたが、結局じっと待つこと2時間。8時前にようやく乗車。中志段味のバス停に着いたのは30分後。通行可能な橋が少ないらしく、中志段味へ向かう道は大渋滞。逆に歩いて橋を渡り、橋のはるか手前で奥さんに合流。彼女曰く、「大渋滞でここまで(10kmほど)2時間もかかったわ」
 その後は、すいすいとわが家まで送ってもらい、9時前には家に着いた。
 テレビニュースを見ると、高蔵寺駅が膝丈まで冠水。これはすごい!
 今朝になってもJR中央線は運休。しかし名鉄瀬戸線愛知環状鉄道は通常通りの運行。ゆとりーとライン名鉄愛環利用か迷ったが、始発で座れそうなのでゆとりーとラインで出勤。若干いつもより早く家を出たが、定刻までに出社。交通ルートが複数あることはありがたいと思った。
 あの平成12年東海豪雨の時は、職場の同僚の家まで行き、車を借りて高速道路を使って帰宅(ちなみに直後に高速道路が通行止めになった)。翌日、車を返すために何としても職場へ行かねばならず、着いたら12時近くだった。
 しばらく前の台風のときにも、ゆとりーとライン中志段味まで行って、その先は歩いた。あの時は時間も遅く、風が次第に強まる中、暗い夜道を一緒に歩く人もなく、一人ぼっち。途中、歩道に木が倒れかかっており、かなり難渋した。自宅まで約6〜7km。歩いて帰れるんだと自信を持った。
 さらに先には、大曽根から歩き出して、勝川でバスを捕まえて乗った記憶もある。さらには、恵那方面の人の車に乗って、大渋滞で高蔵寺に着いた時には中央線が開通していたことも。ま、長い間、通勤していれば色々なことがある。
 今回、高蔵寺が冠水しやすいこと、中央線が意外に軟弱なことを認識したが、同時に複数ルートがあることの重要性も理解した。少しずつ色々な経験を積んでいくのだ。