とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンC勝利もシルバのマンマークに苦しむ

 前節2-0から同点に追い付かれたマンC。マンUは快調に5連勝したので、今節は何としても勝ちたいところ。だがエバートンも好調、序盤から積極的なプレスをかけて攻撃的に出てくる。加えてD.シルバをロドウェルマンマーク。これでマンCの攻撃から連携と流動性が消えた。変化を作れず、チャンスを作れない。
 18分、ヤヤ・トゥーレからゴール正面でパスを受けたアグエロがフェイントでDFをかわしつつシュート。だが、ゴール前が厚い。34分、ナスリから右SBリチャーズのクロスにジェコがシュート。ナスリもシルバが消えると、一人ではゲームを作れない。アグエロの個人技と好調リチャーズの突破が唯一の攻撃。35分、CKからアグエロのシュート。ジェコが飛び込むが、その前でGKハワードがクリア。ジェコもほとんどボールを触れない。
 それでも36分、バリーがミドルシュートを放つと、ようやくマンCが押し込みだす。38分、ナスリからジェコがシュート。41分、ナスリのサイドチェンジにクリシーがシュート。43分、バリーからリチャーズが上がって、クロスにジェコ。届かず。ロスタイムにはカウンターからY.トゥーレがミドルシュート。だが前半はゴールが入らない。
 後半に入っても同じような展開。1分、アグエロがドリブルでDFをかわしつつシュートを放つが、CBディスタンがクリア。5分、クリシーのクロスにシルバがシュート。GKハワードがセーブ。逆に9分、右SHコールマンのクロスにケーヒルが得意のヘディングシュート。
 D.シルバにピタリと張り付くログウェル。前半ほとんど活躍できなかったジェコに代えて、15分バロテッリを投入する。すると23分、アグエロがゴール前を右から中へシュートを狙いつつドリブル。DFを引き付けてヒールで流すと、バロテッリミドルシュート。ボールはCBジャギエルカに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。
 リードされて追い付かねばならないエバートンはここでようやくD.シルバのマークを外す。すると25分、バロテッリのクロスにD.シルバがシュート。ポストを叩く。その後、アグエロ、ナスリに代えて、ミルナー、サビッチを入れて、3バックの守りで逃げ切りを図る。44分、エバートンパスミスをカットしたD.シルバのスルーパスミルナーが走り込んでゴール。ダメ押しの2点目を入れて、マンCが勝利した。
 しかし、D.シルバにマンマークを付けるだけでマンCの攻撃がここまで停滞してしまうとはどうしたものか。他チームにマンC攻略法を見せてしまったようだ。ナスリがもっとゲームを作らなければいけないし、ジェコがここまで沈黙してしまうのも予想外。中盤に下がってゲームを作れるテベスの投入が有効なのか。次節以降に向けてマンCの大きな課題が明らかになった。