とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンC、ブラックバーンの抵抗に苦戦するも終わってみれば4-0で力勝ち

 ここまで5勝1分と絶好調のマンC対、1勝5敗と絶不調のブラックバーンの対戦。マンC圧勝かと思いきや意外や意外、マンCが大苦戦。
 10分、ダビド・シルバのクロスをGKロビンソンが弾くとバロテッリがシュート。ブラックバーンも17分、ホイレットがドリブルで前進してヤクブにスルーパス。だがシュート直前、ミルナーがクリア。マンCはアグエロの1トップにバロテッリアダム・ジョンソンが左右に開き、トップ下にD.シルバ。ヤヤ・トゥーレミルナーのダブルボランチテベスはCLでの行動が原因で謹慎処分。D.シルバが懸命にゲームを作ろうとするが、両サイドのFWの動きが鈍い。
 すると28分、アグエロが内転筋を痛めてリタイヤ。ナスリに交代してしまう。だがこれで多少は前線に動きが出てくる。29分、ミルナーのクロスをバロテッリが落としてナスリがシュート。37分にはナスリからシルバが中に送ってバロテッリがシュート。ブラックバーンはひたすら守る。45分、D.シルバのスルーパスサバレタが走り込み、クロスにバロテッリがニアで強烈なシュート。わずかにポストの右へ外す。
 後半もマンCペース。1分、左サイドからのD.シルバのシュートはわずかに右。7分、バロテッリも同じような位置からシュート。今度はポストを叩く。そして11分、コラロフのCKのクリアをA.ジョンソンがミドルシュート。きれいな弧を描きゴールに吸い込まれた。ようやくマンC先制。だが、これまでのゲームのような華麗なパスワークは見られない。
 14分、左サイドを抜けたナスリからのクロスにバロテッリがニアに飛び込み、飛び蹴りのような強烈なシュート。力づくの2点目。この圧倒的なスケール感はバロテッリならでは。さらに28分、D.シルバのドリブルからナスリのスルーパスにD.シルバが走り込み、戻しをナスリがシュート。DFが5人余りも集まってきたが、シュートはDFに当たりラッキーな3点目ゴール。
 その後34分にはA.ジョンソンをサビッチに代えて、3バックの守り。42分、そのサビッチがナスリのCKをヘディングで合わせ、ダメ押しの4点目。終わってみれば4-0と圧勝。だが、前半のモタモタはマンCらしくない。
 週半ばのCLではバイエルンに0-2で負けている。マンCのこれまでのゲームを見ても、D.シルバとナスリ、アグエロがうまく連携が取れた時には強いが、この3人が揃わない時やもう一人の動きによっては意外に苦戦するケースがある。そんな時、このゲームのような勝ち方ができるならそれもいい。だがそれでマンUに通用するかというと大いに疑問。さらに連携を深める必要があるようだ。テベスがうまく噛み合うといいのだが、仲間割れしている場合じゃない。