プレミアリーグ第8節、3位のチェルシーは13位のエバートンと対戦。マンC、リバプールと連敗中。対するチェルシーはマンUに1-3で負けたが、内容的には互角。その後のゲームを4-1、5-1と連勝。好調を維持している。
エバートンは立ち上がりから慎重な戦い。しっかり守ってカウンターに賭ける。11分、CFサハがミドルシュート。GKチェフの正面。チェルシーも固い守りの前にチャンスがつかめない。23分、ランパードのパスにラミレスがミドルシュート。膠着状態。だが、25分過ぎ辺りから次第にチェルシーがエバートンをゴール前に押し込み始める。
そして31分、中盤中央からマタが大きく左サイドにパスを送ると、アシュリー・コールが駆け上がり、GKの頭を越すふわっとしたクロスをストゥーリッジがヘディングで押し込む。チェルシー先制。
その後もチェルシーが押し込むが、エバートンも人数をかけて守る。だが前半ロスタイム、左サイド中盤からのランパードのFKにテリーがヘディングでピタリと合わせて追加点。前半は2-0で終了した。
後半立ち上がり、エバートンがチャンスをつかむ。右SHコールマンのクロスに左SHオズマンがミドルシュート。ポストに当たり枠を外す。オズマンは12分にもミドルシュートを放つが。エバートンの攻撃は単発的。
そして16分、中盤中央からドログバが左に流すと、マタがGKとDFに間に絶妙のグラウンダー・クロス。ラミレスが飛び込み、3-0と突き放す。これでゲームは決まり。チェルシーは20分、ラミレスが右膝を痛めてマルーダと負傷交代したのがやや心配。31分にはマタ、ミケルに代えてアネルカ、ロメウを投入。守備を固める。
エバートンは16分にドレンテ、27分にはネビルを入れ、フェラインをトップに上げて反撃を試みる。そして36分、サハに代えてベリオスを入れると、その直後、DFからのFKをフェラインがポストでつなぎ、左サイドからのドレンテのクロスにベリオスが飛び込みゴール。チェルシーはこのゲームも完封ならなかった。
後は時間稼ぎ。ロスタイムにはアネルカのクロス、ドログバが落とし、ランパードがミドルシュートときれいな連携を見せるが、GK正面。結局これでゲームセット。チェルシーが3-1と横綱相撲で完勝した。
さて次節は首位決戦のマンチェスター・ダービー。チェルシーはクイーンズパーク相手に首位を窺う。