とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

チャンピオンズ・リーグ マンC劇的勝利でダービーへ弾み

 「無敗マンCもチャンピオンズリーグは苦手」というタイトルにしようと思った後半ロスタイム3分、何と残り30秒からマンCが劇的な勝越点を挙げて、ビジャレアルを振り切った。これで週末のマンチェスター・ダービーに弾みがつく。いいぞ、マンC!
 ということで、マンC応援モードで観ていたCLグループA第3戦ビジャレアル戦。バイエルンに敗れ、ここまで1敗1分のマンC。対するビジャレアルは2連敗で、ここで負けるとお互い後がないゲーム。特にマンCはホームで、週末にダービーを待つだけに絶対に勝っておきたいゲーム。ケガから癒えたばかりのデヨングをボランチに据えたのは、まずは負けたくないと思ったからだろうか。しかしそのデヨングからビジャレアルに先制点を与えてしまう。
 4分、ダビド・シルバからデヨングへのパスをデグズマンが奪って、CFロッシがシュート。GKハートが弾いたところをカニが詰めてゴール。幸先よくビジャレアルが先制した。
 ビジャレアルゴンサロ・ロドリゲスマルチェナがCBを固め、後は4-3-2-1のフォーメーション。先制した後は人数をかけて自陣を固め、カウンターから少ない人数で攻めていく。
 マンCは12分、左SBコラロフミドルシュート。13分、ヤヤ・トゥーレからコラロフのクロスにナスリがシュート。さらに20分、コラロフの強烈なFK。GKディエゴ・ロペスのファインセーブ。マンCが圧倒的にボールキープして攻め込むが、なかなかビジャレアルのゴールをこじ開けることができない。まさに手こずるという感じ。40分にはアダム・ジョンソンをバリーに交代。Y.トゥーレを前に入れ、変化をつける。
 ようやく43分、Y.トゥーレからD.シルバが中へドリブルし、縦パスをナスリが左へ。コラロフのクロスにジェコが走り込むと、その前に入ったCBマルチェナのクリアがうまくヒットせずゴールに吸い込まれる。オウンゴールでようやくマンCが追い付いた。
 この後はマンCペース。44分、D.シルバのドリブルからスルーパスにジェコが抜け出しシュートするもGKがセーブ。45分、D.シルバからY.トゥーレのスルーパスにナスリのシュートもGKが弾き返す。
 前半はこれで終わり。だが終了間際の猛攻振りからは、マンCが勝ち越すのも時間の問題と思われた。実際、後半2分、サバレタのクロスにジェコが走り込みシュートを放つが、GKロペスがスーパーセーブ。すると流れはビジャレアルに変わる。
 5分、カウンターからカニがドリブル。スルーパスにロッシが走り込みシュート。サイドネット。7分、再びカニのスルーパスにロッシが抜け出しシュート。今度はGKハートがナイスセーブ。16分、右SBサパタがドリブルで上がりシュート。後半、ビジャレアルがボールキープ率を高め、ビジャレアル・ペースでゲームは進む。
 反撃したいマンCは17分、デヨングに代えて負傷明けのアグエロを投入。だがこのゲーム、D.シルバにミスが多く、アグエロにもいつものキレがない。ナスリも消えている時間が長い。代わりに張り切っていたのがコラロフ。29分にはコラロフの強烈なFKが飛ぶが、わずかにサイドネット。32分、アグエロのドリブルからジェコがシュートを放つも枠を外す。さらに41分、コラロフのクロスにジェコがヘディングシュート。これもバーの上。そしてロスタイム1分、ミルナーのクロスにサパレタが抜け出しヘディングシュート。しかしGKがキャッチ。
 ついにロスタイム終了の3分台に突入。冒頭のタイトルを考え始めた残り30秒。バリーから右サイドでミルナーが起点を作り、スルーパスにサパレタが抜け出しクロス。前に飛び込んだD.シルバがヒールで流すと、その後ろにアグエロとジェコが飛び込む。ボールはアグエロがゴールに押し込み、ついにマンCが勝ち越した。そしてタイムアップ。劇的なゴールでチャンピオンズ・リーグ初勝利。
 そして週末のマンチェスター・ダービーに向けて弾みをつけた。いよいよ楽しみが広がった。