とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アーセナル第9節ストーク戦 復調の兆し

 第10節チェルシーとのロンドンダービーで、なんとアーセナルが勝利した。よくぞここまで復調した、と思うが、NHK-BSの放送は週末なので、ここは先週録画した第9節ストーク戦を観た。第7節のトットナムとのノースロンドンダービーでもかなり復調してきた様子が窺われたが、前節サンダーランド戦も快勝。CLでも連勝し、ここ6試合で5勝1敗。ただ、連戦が続くこのゲームでは、シャマックが先発した。
 前半からアーセナルがかなり押し込む。中盤でよくパスがつながるようになってきた。22分、アルテタのFKからシャマックがヘディングでつなぎ、ジェルビーニョのクロスにラムジーがシュート。らしい連携が戻ってきた。すると27分、中盤中央でラムジーが左に流し、アルテタが中に戻す。ウォルコットが落とし、ラムジーのスルーパスジェルビーニョが抜け出しシュート。きれいにパスがつながってアーセナルが先制した。
 アーセナルのプレスはマンUのような鬼プレスをかけるわけではないが、相手がボールを持つと必ず正面の選手が間合いを詰めて、パスコースを消していく組織的なもの。なかなかストークに攻撃の糸口をつかませない。
 と思っていたら34分、ウィーランのFKをホワイトヘッドが折り返し、エザリントンがつないでウォルターズがヘディングで戻したところをクラウチがシュート。ゴール前で左右に振られ、ウォルターズのところでフリーになっていた。ストークに同点に追いつかれる。
 だが、その後が落ち着いている。これまでだと失点すると動揺して守備のバランスが崩れがちだったが、このゲームでは冷静に元のペースに戻す。ロスタイムにはアルテタのクロスにシャマックがシュート。前半は1-1で終了。
 後半早々3分、アルテタのCKにコシエルニがオーバーヘッドを見せて攻め込むが、その後ストークが押し返し、互角の展開が続く。だが21分、シャマックに代えてファンペルシーを投入すると、明らかにアーセナルが押し込みだす。
 そして28分、アルテタからの縦パスにジェルビーニョが右サイドをDFを抜いて駆け上がると、クロスにファンペルシーがニアで合わせる。いかにもファンペルシーらしいゴールでアーセナルが勝ち越した。
 ストークは29分、ジョーンズとジェロームを投入。すると32分、ウィーランがFKから前にフィード。ジョーンズが落としジェロームが飛び込む。が、GKシュチェスニーがキャッチ。
 そして37分、途中交代のアルシャビンのスルーパスに今度は左サイドをジェルビーニョが駆け上がり、クロスにファンペルシー。28分のゴールを左右を変えて同じような展開で3点目を奪った。45分にもファンペルシーのスルーパスジェルビーニョが抜け出しシュート。ジェルビーニョの速さを生かして、アーセナルが調子を取り戻してきた。
 さてようやく楽しいことになってきた。さあ、チェルシー戦の放送を楽しみにしよう。