とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

首位マンC 退場者を出しつつも、ウォルバーハンプトンに完勝

 マンチェスター・ダービーを制して首位に立ったマンC。第10節は7試合勝利のない16位のウォルバーハンプトン。全員守備で守る相手に対して、2分、CKのこぼれにナスリがミドルシュートを放つと、序盤からマンCが圧倒する。
 16分には右SBリチャーズのクロスにジェコが詰めてシュート。23分、アグエロが中盤からミドルシュート。GKヘネシーがナイスセーブ。25分、リチャーズが右サイドを上がりDFをかわしてクロスにアグエロ。30分、ナスリがDFをかわしてドリブルからクロスにD.シルバがシュート。そして41分、カウンターからアグエロが上がると、D.シルバがつないで最後はジェコ。だがまたもGKヘネシーがファインセーブ。マンCが圧倒的に攻めるが、なかなか得点にならない。だが、王者の風格。あせりは見られない。次第にウォルバーハンプトンの体力を奪っていく。
 後半もマンCペース。3分、D.シルバがボールを奪うと、ジェコのポストプレーからナスリのクロスにD.シルバがシュート。そして先制点は7分、意外な形で訪れる。ウォルバーハンプトンのバックパスにアグエロが詰めると、こぼれたボールがジェコに渡り、悠々とゴールに転がし込む。ここまで何とか守ってきたウォルバーハンプトンだったが、精神的な疲れ、集中力が途切れた一瞬。逆にマンCは常に前にチャレンジして一時も気を許せない。攻撃陣も前からのプレスを怠らないが、中盤以降も集中力の途切れない守備でウォルバーハンプトンからボールを奪う。特にバリーが効いている。
 18分、ジェコに代えてアダム・ジョンソンを投入。20分、D.シルバのスルーパスからアグエロが左サイドを上がり、D.シルバとのパス交換から最後はアグエロがシュート。そして22分、A.ジョンソンのスルーパスアグエロが走り込み、戻しのパスをD.シルバがミドルシュート。GKヘネシーが弾くが、左SBコラロフが詰めて押し込む。2点目。
 25分にはこのところ絶好調のバロテッリをナスリに代えて投入。すると27分、アグエロPA前を横にドリブル、足裏を使ったバックパスにバロテッリミドルシュート
 しかしその直後の28分、ウォルバーハンプトンのCMゲディオーラがミドルシュートを放つと、GKハートが弾き、走り込んだCFドイルをCBコンパニーが倒して一発レッドカードをもらってしまう。これをハントが決めて、ウォルバーハンプトンが1点を返した。
 マンCは31分、アグエロを下げて、退場したコンパニーに代わりCBにサビッチを投入。42分、ウォルバーハンプトンはFKをベラがヘディングでつなぎ、ファーサイドでスティアマンがヘディングシュート。だがGKハートの正面。逆にロスタイム、バロテッリのドリブルからY.トゥーレの戻しのパスにA.ジョンソンがミドルシュート。3点目と突き放す。
 コンパニーの退場は余分だったが、あわてることなく前からの守備でそれ以上寄せ付けず、最後はダメ押し点。マンCが首位らしい余裕のゲーム運びで完勝した。この強さ、いよいよ本物になってきたようだ。