とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

グランパス、チャンピオンらしい集中力ある戦いで勝利、暫定首位。

 残り3節、今節は3チームともアウェイでのゲーム。ガンバは苦手な新潟アウェイ。グランパスマリノスとのアウェイゲームは決して勝率が高くない。グランパスは永井を五輪代表で欠くものの、後はほぼベストメンバー。マリノスは中澤が累積で欠場も青山が入り、小椋、森谷のダブルボランチに、谷口が大黒と並んでトップに入った。
 序盤から激しいボールの取り合いが展開される。特にマリノスのプレスが強く、グランパスはパスをうまく回せない。6分、俊輔がCKから直接ゴールを狙う。GK楢崎、ナイスセーブ。7分、俊輔のCKに青山がヘディングシュート。8分、俊輔のFKに栗原が闘莉王に競り勝ってヘディングシュート。
 だが前半も10分を過ぎると次第にグランパス・ペースとなってくる。そして13分、中盤で小川がボールを持って縦パスに藤本が走り、ヒールで残すと、そこに小川が走り込みシュート。グランパスがきれいな形で先制する。
 マリノスも直後の14分、右SB小林が駆け上がり、クロスを谷口が落として大黒がボレーシュート。ポストを叩いて外に出た。その後はお互い攻め合う互角の展開。だが、なかなかシュートチャンスまでは行けない。29分、俊輔がダニルソンのプレスをかいくぐり、中盤深い位置からミドルシュートを放つも、GK楢崎の正面。32分、森谷のドリブルから谷口が縦パス。オフサイドを気にしつつ阿部が戻すと、兵藤がミドルシュート。38分、小川のCKに増川がヘディングシュート。GK飯倉の額に当たってバーを叩く。
 前半はややグランパスが押すものの、その後は決定機が訪れず、1-0で終わった。
 後半3分、ケネディのキープから田中隼磨、藤本がヒールで前に送り、隼磨が走り込んでクロス。ケネディが飛び込むがヘディングシュートはバーの上。逆に8分、マリノスも俊輔のCKに大黒がニアに走り込んでシュート。ポスト直撃。
 後半はグランパスの守備意識が高く、マリノスに攻めさせてゴールは守るという展開で進む。20分、森谷がミドルシュートグランパスも21分、ケネディのスルーパスダニルソンが走り込み、ドリブルからシュート。DFのブロックを玉田が拾いミドルシュートを放つも宇宙開発。
 そして25分、ゴール前で俊輔を中村が倒してマリノスのFK。グランパスが壁を作っている隙に俊輔がぽっかり空いたスペースにシュート。空白の時間にマリノスが同点に追い付いた。
 だが、これでグランパス選手の攻撃意識に火がついた。30分、中村と藤本に代えて、金崎と磯村を投入。33分、玉田がドリブルからクロスに闘莉王がヘディングシュート。そして38分、小川のFKを増川がヘッドで戻し、ケネディがヘディングシュート。マリノスの選手が届かないスペースでグランパスがプレーをしてゴールにねじ込んだ。
 その後はグランパスがチャンピオンチームらしい集中力を見せる。40分、千代反田を入れて3バック。前線で金崎、ケネディが守備を行い、時間を稼ぎ、中盤から後ろは、高い守備意識で早めのプレス。特に隼磨の闘志が目に付いた。クロスを上げる前につぶし、上げられても途中でパスカット。ロスタイム4分も危なげなく守り切って、グランパスが勝利を挙げた。
 ガンバが苦手新潟でドローに終わり、今日のレイソル戦を残してグランパスが暫定首位に立った。できればこのまま首位のままでいたい。熾烈な優勝争い、あと2ゲーム。このゲームそのままの「集中」で連勝だ!