プレミアリーグ第12節、マンC対ニューカッスルは、予想どおりマンCの完勝で終わった。ここまで7勝4分無敗の3位につけるニューカッスル。バ、ベルナンファのFW、グティエレス、アメオビなどのMF攻撃陣もさることながら、何と言ってもここまで8失点、コロッチーニとスティーブン・テイラーのCBが強固。リーグ1位の失点を誇る。
だが、マンCは序盤から完全にゲームを支配する。9分、ヤヤ・トゥーレからリチャーズのクロス、バロテッリが飛び込むが、その前でS.テイラーがクリア。直後のミルナーのミドルシュートもDFがブロック。ニューカッスルは守備に回るも中央が固く、マンCに決定的なシュートを打たせない。
マンCはダビド・シルバを温存。ナスリを先発させたが、決定的なパスという点では物足りない。それがなかなかチャンスができなかった要因。21分、Y.トゥーレの縦パスを受けてアグエロが持ち出し反転シュート。27分、左SBクリシーのクロスを右SBリチャーズが戻すが、コロッチーニ、S.テイラーがクリア。29分、ミルナーのクロスにバロテッリがヘディングシュート。だが、GKクルルがファインセーブ。
ニューカッスルはようやく34分、バルナンファのスルーパスにバが抜け出しシュート。だがGKハートがナイスセーブ。マンCの守備も固い。ここまで10失点でリーグ2位。38分にはキャバイユのCKにバがヘディングシュートをするも枠の外。
そして40分、クリシーのクロスがアグエロ、DFと当たりY.トゥーレがシュート。これがライアン・テイラーの手に当たり、PK。バロテッリがフェイントを入れてコロコロPKでネットを揺する。腕を組んでGKを見下ろすバロテッリ。どや顔。変な奴。
直後の44分にはアグエロがY.トゥーレとのワンツーで抜け出し、スルーパスにR.テイラーのまずい守備もあってリチャーズがシュート。早々と追加点を入れてニューカッスルを突き放す。
前半を終えてのボールポゼッション率はマンCの73%。35分の時点で77%というコメントもあり、いかにマンCが圧倒していたか。だがさすがに後半はニューカッスルも前に攻めてきた。
だが、ボールポゼッションは多少落ちても、マンCが押し込む展開は変わらない。12分、アグエロがナスリとのワンツーで走り込みクロス。バロテッリの前でS.テイラーがクリア。
逆にニューカッスルも15分、コンパニーのトラップミスをベルナンファが奪い、ドリブルからシュート。だがこれはポストに当たる。16分にはキャベイユのクロスをコロッチーニがボレーシュート。21分、ボランチに入ったガスリーがグティエレスとのワンツーで抜け出しクロス。S.テイラーが飛び込むが、直前でGKハートが手に当てる。マンCの守備も素晴らしい。
24分、マンCはバロテッリに代えてD.シルバを投入。完全温存しないのはD.シルバの調子を整えるためか。だがD.シルバが入るとマンCのサッカーはまたガラッと内容が進化する。そして26分、D.シルバのスルーパスにリチャーズがPA内に走り込むと、ベルナンファが堪らず倒してしまう。PK献上。これをアグエロが落ち着いて決めて3点目。ゲームを決めた。
この後、30分アダム・ジョンソン、40分ガレス・バリーを投入。いずれもゲーム勘を取り戻すための交代という感じ。ニューカッスルは31分ロベンクランズ、34分ゴスリング、40分バーチと立て続けに交代。すると44分、バからのパスを受けてバーチがスルーパス、バが走り込むが、DFに当たりコースが変わりバとGKが交錯したこぼれ球をゴスリングが押し込んだ。ニューカッスルが一矢を報いたが、反撃もこれまで。失点をしてしまうところがマンCらしいが、3-1の完勝で無敗対決を余裕で制した。
どこまで行く?マンC。これからはCLやFAカップと連戦が続くが、この勢いのまま、記録に残る圧勝を期待したい