とんま天狗は雲の上

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チェルシー対リバプール 期待に応える熱戦の決着はあっけなく

 4位のチェルシー対6位のリバプールアーセナルに負けてやや下降気味のチェルシーだが、リバプール相手の一戦には熱が入るの。チェルシーが序盤、パスを回して主導権を握る。だが、リバプールも初先発のベラミーを筆頭に、運動量多くプレスをかけてくる。6分、スアレスのスルーパスマキシ・ロドリゲス
 チェルシーも10分、マルーダのクロスにマタがシュート。11分、ドログバのボールキープからランパードのスルーパスにマタが走り込む。さらにミケルのロングシュート。リバプールも13分、ベラミーが走り込みクロスにスアレス。14分にはグレン・ジョンソンがドリブルからゴールに迫る。
 お互い攻め合う面白い展開。さすがBIG4同士の対戦。21分のドログバのFKは入ったかと思ったが、わずかにポストの右。そして33分、ゴールキックを受けたミケルからアダムがボールを奪い、ベラミー、スアレス、ベラミーとわたって、最後はM.ロドリゲスが流し込んだ。リバプール先制。前半は運動量でリバプールが上回った。
 チェルシーは後半初めからミケルに代えてストゥーリッジを投入。するとチェルシーが攻撃的に出てくる。4分、ランパードからマタ、最後はドログバがシュート。そして10分、マルーダが左サイドをドリブルで駆け上がると、シュート性のクロスにストゥーリッジが飛び込む。チェルシー同点。
 さらにチェルシーが攻め込む。11分、ドログバのFKにイバノビッチがヘディングシュート。GKレイナがスーパーセーブ。12分、マタのミドルシュートはGK正面。次第にリバプールの運動量が落ちて、チェルシー・ペースになってくる。25分、ラミレスのドリブルからマタのスルーパスマルーダがオーバーヘッド。30分、イバノビッチのクロスをマルーダがシュート。
 リバプールは21分、ベラミーに代えてヘンダーソン、32分M.ロドリゲスに代えてダウニングを投入。何としても勝ちたいチェルシーも39分、フェルナンド・トーレスメイレレスを投入。
 ところがその直後の41分、ヘンダーソンが右サイドをDFをかわして駆け上がると、クロスをダウニングが落とし、カイトがシュート。そして42分、中盤底からアダムの大きなサイドチェンジをG.ジョンソンが受けてドリブル。アシュリー・コールをかわしてゴール前。GKチェフを抜くシュートを放ち、ついにリバプールが勝ち越した。
 結局このままリバプールが勝利。後半はチェルシーが運動量の落ちたリバプールを上回っていたと思うが、F.トーレスとメイレレスに運がない。交代出場直後に勝ち越され、その後も大して活躍できずタイムアップとなってしまった。これでリバプールチェルシーに追い付いた。首位、2位とはかなり勝点差をつけられたが、3位以降は大混戦。CL出場権の4位以内を目指していよいよ激しい戦いが始まった。