とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンC対アーセナルは落ち着かない展開の末、マンC首位キープ

 プレミアリーグは既に第17節が行われているが、ようやく見たのは第16節マンC対アーセナルのゲーム。第15節にチェルシーに初黒星を喫し、気が付けば先にゲームにあったマンUが暫定ながらマンCの上に立っていた。連敗すれば2位転落という状況でのアーセナル戦。一方アーセナルにとってもようやく5位まで上がってきてのマンCとの対戦。今シーズン、ナスリとクリシーをマンCに引き抜かれているだけに意地がある。
 そんな意地と意地がぶつかり合って、序盤からボールを奪い合い、互角の展開を続ける。だがマンCの方がプレスが厳しく、次第にマンCペースとなってくる。9分、バリーが左に流し、サバレタのクロスにアグエロがシュート。10分、バロテッリのスルーパスアグエロが抜け出す。11分、ナスリのスルーパスにシルバがシュート。
 この両チーム、お互い狭いゾーンでプレスをかけて、ボールを奪えばパスをつないで展開していく似たようなサッカーをしているのだが、どこかプレスのかけどころが違う。もちろん、ジェルビーニョウォルコットと高速ドリブラーを左右に配置するアーセナルと、シルバを中心にナスリ、アグエロと細かいパスをつないで相手を動かし崩すマンCでは攻撃の仕方も異なるのだが、似ているようでどこか違うというところが素人の私には説明できないもどかしい。
 さてゲームは次第にアーセナルが盛り返し、17分にはソングのスルーパスからジェルビーニョがシュート。18分、CKからラムジーミドルシュートはGKハートがファインセーブを見せる。マンCも23分、ゴール前のこぼれ球をバロテッリが強烈なシュート。GKシュチェスニーが前に出て身体に当てる。
 アーセナルは33分、ラムジーのクロスにファンペルシーがヘディングシュート。35分、ファンペルシーのスルーパスラムジー、コシエルニとゴールに迫るが、マンC守備陣がブロック。41分、アグエロがドリブルからシュートを放つが、GKシュチェスニーがナイスセーブ。
 お互い攻め合う展開。だが決定的チャンスには両チームのGKが立ちはだかる。どちらに転んでもおかしくない。後半に入り2分、アーセナルはジュルーに代えて若いミケルを投入。フェルメーレンをCBに戻し、ミケルを左サイド、右SBにコシエルニが回る。
 そして8分、ナスリから大きなパスが左サイドに送られると、バロテッリが走り込んで、中に切れ込みシュート。GKシュチェスニーが弾いたところをアグエロが飛び込んでヘディング。さらにシルバが飛び込み、ゴールに流し込む。マンCが待望の先制点を挙げた。
 この後、アーセナルが必死の反撃を開始する。9分、ウォルコットのシュートはGKハートがナイスセーブ。11分、ジェルビーニョのクロスからラムジーのスルーパスファンペルシーが抜け出しネットを揺するがオフサイドの判定。逆にマンCも17分、ナスリのドリブルからアグエロがシュート。18分、シルバのスルーパスにナスリが抜け出す。シュートかと思ったがクロスにバロテッリが追い付けない。
 お互い中盤のプレスが甘くなり、激しく攻守が交代する。19分、ジェルビーニョのクロスにファンペルシーがシュートを放つがGKハートがナイスセーブ。マンCも21分、パスカットからサバレタの放ったミドルシュートはポストに当たる。逆に22分、ウォルコットのクロスにファンペルシーがヘディングシュート。GKハートがナイスセーブ。
 アーセナルは24分、アルシャビンを投入。さらに37分にはメルテザッカーに代えてシャマック。点を取りに行く。逆にマンCは27分、バロテッリに代えてミルナー。さらに40分にはデヨングとジェコ。中盤を落ち着かせ守備を固める。35分、ナスリのスルーパスアグエロがシュート。GK正面。
 残り5分、アーセナルが攻める。44分、コシエルニのクロスにファンペルシーのポストプレーからアルシャビンがシュート。45分、FKにアルテタが中に流し、フェルメーレンミドルシュート。だがハートがファインセーブ。ロスタイムにもフェルメーレンミドルシュートがあったが、わずかに枠を外した。
 結局、互角のゲーム内容ながら、1点を奪ったマンC。GKハートの堅守にどうしても1点を奪えなかったアーセナル。マンCが虎の子の1点を守って首位をキープした。面白いと言えばそうなのかもしれないが、何か落ち着かない凡戦でした。