「食べログ」のやらせ代行業者の存在が批判されている。私も「食べログ」を利用したことはあるが、評価をどこまで信用するかは自己責任の範疇ではないのか。
かつて市内でそば屋を探したときには、「食べログ」を参考にして上位4店ほどを順に食べて巡った。結局、距離も手頃な2店舗を今も贔屓にしているが、それまで行ったことのある近くのそば屋よりは確かに美味いので満足している。もちろん、その2店以外のそば屋には入らないわけではない。おなかがへって時間がなければショッピングセンターのそば屋にだって入る。
年末に行った大垣でお昼にラーメン屋「中華そば・マルト屋」に入ったが、これが非常に美味しかった。だが「食べログ」で見ると大していい評価とはなっていない。妻曰く、「『食べログ』も大したことない」。
やらせの評価をする代わりにカネを取ると言えば、旅行ガイドやTVの旅番組、グルメ番組を思い出す。これらで紹介される店の多くが、出版社やTV制作会社等に掲載料を支払っているのは周知の事実ではないのか。美味しくもない料理をさも美味しそうに食べて、得意のコメントを発するのが芸のタレントだっている。まいうー。宝石箱ですうっ。
「食べログ」のやらせに対して、運営しているカカクコムが神経質になり、法的処置も辞さないと意気込むのは当然だ。だが消費者庁が出てくるというのはどんなもんだろう。いったい何を調査するのか。評価にふさわしい味かどうかを調査するわけでもあるまい。それだったらついでに旅行ガイドやTV番組も調査したらどうだろう。ところで消費者庁っていったい何をする官庁だったっけ?