とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

第21節、マンCは堅実なサッカーでウィガンを破り首位キープ

 プレミアリーグ第21節は、上位チームと下位チームとの対戦が多い。その中で3位トットナムウォルバーハンプトン相手に不覚の引分けを喫したが、2位マンUスコールズの復帰弾でボルトンに勝利。首位マンCも19位のウィガンに負けるわけにはいかない。
 序盤、マンCがウィガンを押し込んでいく。5分、クリシーのクロスにジェコがヘディングシュート。だが、ウィガンもマンCと同じようにパスをつないで攻める。似た者同士のゲームはお互いなかなか決定機を作れず、互角で展開する。
 それでもパスで崩せなければマンCには正確なパスと高さがある。22分、左中盤からのFKをD.シルバが正確なクロス。ジェコがひと際高く合わせてヘディングシュートをゴールに放り込む。
 この後、マンCは守備の意識が高くなり、ウィガンにボールを持たせて守る。だが、ウィガンも決定機が作れない。逆に44分、カウンターからD.シルバがドリブルで上がり、アグエロがGKと一対一、シュートを放つが、オマーン代表のGKアル・ハブシがナイスセーブを見せる。
 後半もパスをつないではプレスでつぶされる互角の展開。だが10分、右PA角付近でボールを奪ったサバレタのパスをナスリが受けて、ライン際からクロス。ジェコのシュートをGKアル・ハブシがファインセーブ。こぼれ球をナスリが拾って今度はD.シルバがシュート。再びGKアル・ハブシのナイスセーブ。その直後にはD.シルバのスルーパスアグエロが受けて、DFをかわしてかわしてシュートを打とうとしたところをジェコがシュート。だが力なくGKの前。アグエロに打たせればよかった。
 ウィガンは23分、ディサントとワトソンを同時投入し反撃を仕掛ける。25分、ロダリェガのドリブルからスルーパスマッカーシーがシュート。GKハートがナイスブロック。
 この後、マンUはナスリに代えてデヨングを入れて守備を固める。36分、ミルナーのフィードをアグエロが落としてジェコがシュート。DFに当たりあわやゴールとなるところをGKアル・ハブシがまたもナイスセーブ。
 マンUはさらにCBにオヌオハを入れて3バック。39分にはジェコのサイドチェンジからサバレタが返し、ミルナーのスルーパスアグエロがシュートするもゴールならず。最後はウィガンが必死に攻めるが、マンCはA.ジョンソンを入れて守備を固め、そのまま1-0で逃げ切った。
 第20節のリバプール戦勝利の後、FA杯、リーグ杯と連敗。一時の得点力に陰りが見え、アフリカ選手権でトゥーレ兄弟も不在。加えてコンパニーもレッドカードで退場中。どうなることかと思ったが、堅固な守備は依然健在。ウィガン相手に堅実なゲーム運びで首位をキープした。さて今節の相手は3位トットナム。まずは最初の正念場がやってきた。