とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

伊勢河崎と牡蠣食べ放題

 2月25日(土)。久しぶりに家族揃って予定のない週末。前から娘が一度行きたいと言っていた牡蠣の食べ放題に行くことにした。金曜日の夜に予約の電話をすると、「2時30分から〜」と気のない返事。本当に予約が入ったのかと少し不安に思いつつも土曜日の朝を迎える。
 朝、ブログに投稿したり、ザッピングしたりと、ひと作業終えて、食べ放題の場所を調べると、意外と遠い。2時30分なら少し遅くなっても大丈夫と思っていたが、少し心配になってなかなか起きてこない妻と娘を起こす。「8時出発じゃなかったの!」
 それからバタバタと支度をして9時過ぎに出発。東名阪の四日市IC付近で30分の渋滞。それでもナビが示す到着予定時間は12時30分。やはり少し早いかな。鳥羽水族館や海の博物館に寄るほどの時間はないし、おかげ横丁で食べずに過ごすのも辛い。そこで思い出したのが伊勢河崎。もう10年も前に一度行ったことがあるが、当時はまだ伊勢河崎商人館の整備中。それでも伊勢河崎独特の上部が少し迫り出した妻入りの商家に立派な注連縄が飾られていたことを思い出す。
 ナビにセットして着いたのは12時15分位。やや遠めの大駐車場に止めて勢田川沿いに歩くと、川に面して「河崎・川の駅」。川向かいには黒塗り下見板の立派な蔵が並ぶ。しばらく歩くと、伊勢河崎商人館。斜めの道路に黒塗り3連の蔵が並び、その向かいに商人館の建物がある。中に入ると受付の男性が丁寧に建物や町並みの説明をしてくれる。
 ゆっくりと見ていたらもう1時に近い。あわててクルマに戻り、町並みをクルマでザッと回って町を出る。今度、時間を作ってゆっくり歩いて回ろう。
 牡蠣食べ放題の鳥羽市浦村町まで伊勢からクルマで約30分。だがパールラインから海べりに降りていく道がなかなかわからない。狭い道を通ってようやく看板を見つけるが、予約をした小島水産はさらにその奥。海沿いの小屋脇の広場にドラム缶を半割したコンロに薪をくべ、金網の上で殻のままの牡蠣を焼く。軍手と殻剥き用のスティックを貸してくれ、コンロの横には牡蠣が一杯入ったトロ箱と空箱が無造作に並べてある。
 殻が開くと食べられるというが、すぐに食べるとまだ生っぽい。そんなもんかと食べていたら、「生牡蠣は当たると怖いよ」と妻に注意される。他に牡蠣ご飯と牡蠣の味噌汁が付くがそれどころではない。セル牡蠣1個100円と書かれているが、食べ放題2000円だから20個以上で元が取れる。いやいや30個以上も食べて、もう見るのも嫌になる。ウウップ、苦しい。
 制限時間は90分。15分前に声をかけてくれる。着いた時に男性グループが多かったが、帰る頃にはカップルが多かった。ちなみに飲み物の持ち込みは自由。調味料もないので、醤油や味ポンなどを持ち込んでいるグループが多い。みんなよく知ってるな。
 帰りは3時半過ぎに出て、途中でロードサイドの水産市場を覗き、伊勢市内に向かう。ちなみにボクは食べ過ぎでダウンし、運転は娘に代わってもらう。おかげ横丁手前の「五十鈴川野遊びどころ」横の駐車場に止めて、赤福五十鈴川店で一服。しばらく休んでおもむろにおはらい町内の「すし久」へ。娘は「てこね寿司を食べたい」とも言っていた。お腹はまだ苦しいが、とりあえず注文。食べたけど、やはり苦しい。
 7時過ぎに伊勢を出て、東名阪・伊勢湾岸・名二環と乗り継いで帰宅。途中2回ほどトイレ休憩。牡蠣の食べ過ぎで下痢気味。うーん、楽しかったけど、苦しかった。あんなにワイルドとは思っていなかった。次は伊勢河崎や二見浦と組み合わせて、よく計画を練ってから行こう。