とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンC、苦戦の末、復活テベスの妙技でチェルシーに勝利。

 前節スウォンジーに苦杯を喫し、ついに第8節以来の首位から陥落したマンC。第29節の相手はチェルシーディマッテオ監督に交代してからは4連勝と調子を上げてきた。しかし、先にゲームのあったマンUが勝利し、マンCとしては何としても白星を挙げたい一戦。序盤からマンCが攻め込んでいく。
 2分、D.シルバのCKのクリアを右SBサバレタミドルシュート。5分にはバロテッリのサイドチェンジからサバレタのクロスにD.シルバがシュート。チェルシーも8分、F.トーレスがドリブルから右に流すが、マタのシュートは浮いてしまう。直後、Y.トゥーレのスルーパスにナスリが抜け出してのシュートはバーを叩く。
 マンCが圧倒的なボールキープから攻めていく。チェルシーはひたすら守備専念。22分、CKの流れからランパードミドルシュートを放つが、GKハートがナイスセーブ。しかしパスは回せど、次第にチャンスが作れなくなってくる。27分にはナスリがミドルシュートを放つが、ふかしてしまう。29分、ランパードの横パスを拾ったバロテッリがドリブルからシュート。しかしこれも外してしまう。チェルシーは32分、ラミレスのクロスにF.トーレスが飛び込むが、DFが直前でクリア。
 攻めども攻めどもゴールが遠いマンC。次第に運動量が停滞し、手詰まり感が漂う。負けるときのマンCのパターン。年明け以降のマンCにしばしば見られる悪いペース。後半始めからバロテッリに代えてバリーを入れ、Y.トゥーレをトップ下に上げる。
 5分、アグエロポストプレーで粘り、落としをバリーが前へ。D.シルバがドリブルから右に流して、Y.トゥーレのクロスにナスリがシュート。10分にはナスリのクロスがバーを叩く。サバレタのクロスにD.シルバが飛び込むが、わずかにポストの右。直後のCKをY.トゥーレがつなぐが、アグエロのボレーはうまくヒットしない。
 そうこうするうちに先取点はチェルシーに訪れる。15分、マタのCK。DFが競り合ってこぼれたボールにCBケーヒルがシュート。これがY.トゥーレの足に当たってGKハートの逆を突き、ネットに吸い込まれる。
 攻めるしかないマンCは21分、超久しぶりにマンチーニ監督と和解なったテベスを投入。だが投入直後はボールを触りたがり下がってきては、なかなかチャンスが作れない。逃げ切りを図るチェルシーも28分、F.トーレスに代えてドログバを投入。
 すると30分、ドログバポストプレーからマタがドリブルで抜け出しシュート。マンCも31分、D.シルバに代えてジェコを投入。すると32分、CKからファーサイドサバレタのシュートがエッシェンの手に当たる。ハンド! PK! これをアグエロが落ち着いて決めてゴール。同点に追いつく。
 攻めるマンC。34分、クリシーからテベスが右に流し、ナスリがシュート。GKチェフがキャッチ。そして40分、PA右コーナー付近でナスリがドリブルからテベスにパスすると同時に走り込む。テベスがボールキープから反転し、絶妙のタイミングでスルーパス。これをナスリがGKをかわすシュートを決めてゴール。ついにマンCが勝ち越した。
 チェルシーもロスタイム。A.コールからランパードにつないでマタのスルーパスドログバが抜け出すが、シュートは枠を外してしまう。ロスタイム4分にはアグエロが時間を稼ぐ長駆ドリブルからシュート。その後もうまく時間を使いきって、マンCが勝利した。
 負けられないゲームでの逆転勝利。テベスの復帰と予想以上の周囲との調和。しばらくはストーク、サンダーランドアーセナルと上位・中位チームとの対戦が続くが、このまま勝利を続け、マンUとの直接対決に優勝決戦を持ち込みたい。勢いに乗れ、マンチェスター・シティ