とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンC、アグエロ欠場でストークに痛恨の引き分け

 勝ち点差1でマンUを追うマンC。先にゲームがある今節は勝ってマンUにプレッシャーをかけたいところ。だが、ホームのストークは粘り強い。がちがちに守ってカウンターに賭ける。対するマンCはアグエロがケガで欠場。D.シルバとナスリの間ではパスが回るが、バロテッリとジェコの連携がなし。代わりにサバレタが再三上がってがんばるが、なかなか攻撃の形を作れない。
 13分、左SBウィルソンのFKをCFクラウチが落とすが、FWジェロームにわずか合わない。16分、FWウォルターズがドリブルから、ウィーランに当てて戻しをミドルシュート。マンCがシュートを放ったのはようやく19分、D.シルバのクロスにサバレタ。だがDFがブロック。
 それでもマンチーニ監督の激もあってか、21分、ヤヤ・トゥーレがロングシュートを放つと、28分にはナスリのクロスにジェコがヘディング。33分、クリシーからのクロスはジェコが完全フリーながら外してしまう。
 前半終了間際の41分、エザリントンのCKはDF、GKを巻くようにカーブを描いてゴールに向かう。サバレタがライン上で間一髪クリア。マンCも44分、バロテッリがドリブルからクロス。CBショークロスがクリア。
 アグエロがいないと前線での崩しができないマンC。後半は序盤からかなり積極的に攻めていく。1分、バリーのスルーパスにジェコが抜け出しシュート。だがGKベゴビッチがセーブ。2分、ナスリのミドルシュートもGKベゴビッチがナイスセーブ。
 すると6分、ショートコーナーからウィーランのクロスをヘッドで落とし、ショークロスがヘディングシュート。ここはGKハートがファインセーブ。だが14分、ゴールキックのボールを中盤でクラウチがヘッドで競り勝つと、途中交代のペナントが戻し、クラウチがワントラップから意表を突くボレーシュート。これがゴールファーサイドに決まり、ストークが先制した。
 反撃するマンC。15分にはバロテッリからD.シルバがシュート。17分、D.シルバに代えてアダム・ジョンソンを投入。だが、一向に攻撃が形にならない。ようやく31分、バリーに代えてテベスを投入。すると31分、中盤遠目からY.トゥーレが地を這うような強烈なミドルシュート。GKが触ったがコースを変えてネットに突き刺さる。ようやくマンCが同点に追いつく。32分にはテベスのクロスにジェコがヘディングシュート。GKベゴビッチの正面。
 ストークも36分、パラシオスを投入。すると39分、ペナントのクロスにパラシオスが戻すがDFがクリア。続くCKをショークロスがヘディングシュート。さらに45分にもパラシオスミドルシュート
 マンCは40分にサバレタに代えてミルナーを入れ、超攻撃的な布陣とするが効果なし。ロスタイムにY.トゥーレがミドルシュートを放ったが、その後はストークに時間を使われ、同点のままゲームセットした。
 年明け以降、アグエロ、D.シルバ、ナスリのコンビネーションに各チームが慣れて、得点力が落ちてきたが、アグエロが欠場してバロテッリとジェコの併用は全く機能しなかった。テベスはまだ身体に切れがない。爆発的な活躍を見せる選手が出ないと、しばらく厳しいゲームが続きそうだ。マンCの久しぶりの優勝に赤信号が点滅し始めた。