とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ボルトン、宮市交代後に勝ち越しての勝利。でもよく役割はこなしていた。

 17位ボルトン対最下位ウォルバーハンプトンのゲーム。どちらも勝ちたい一戦。ボルトンはヌゴグとクラスニッチウォルバーハンプトンイーバンクブレイクとフレッチャーの2トップで攻撃重視の布陣。特に序盤はウォルバーハンプトンが攻めていく。2分、右SHカイトリーの突破からクロスにジャービスイーバンクスブレイクが飛び込む。が届かない。5分にはFKからフレッチャーが競って、イーバンクスブレイクがシュート。GKボグダンがナイスセーブ。
 ボルトンも12分、左SBアロンソのサイドチャンジから宮市がクロス。逆サイド、ペトロフボレーシュートを放つがDFがブロック。しかし、ボルトンはヌゴグになかなか収まらない。クラスニッチに至っては全く画面に映らない。18分、スローインから右SHカイトリーが突破。クロスを入れるがGKボグダンがセーブ。
 ボルトンは長いパスでヌゴグに当てての攻め。31分、GKボグダンの蹴ったFKをヌゴグが落としペトロフがシュート。33分、ウォルバーハンプトン、左SHジャービスがドリブル突破からクロス。長身CFフレッチャーのヘディングシュート。GKボグダンがナイスセーブ。ボルトンも35分、再びゴールキックからヌゴグが落とし、クラスニッチがシュート。だがふかしてしまう。
 37分、CKからフレッチャーがヘディングシュート。宮市がライン上でクリア。43分、イーバンクスブレイクのポストプレーからジャービスがドリブル、クロスにイーバンクスブレイクがシュート。45分にもイーバンクスブレイクの縦パスにカイトリーが抜け出し、クロスにフレッチャーがヘディングシュート。バーに弾き返される。ボルトンは左SHペトロフが守備をせず、左SBアロンソも久し振りの先発で守備が軽い。カイトリーに再三左サイドを破られる。宮市も何度か右サイドを突破しクロスを入れるシーンがあったが、中央が間に合わず、チャンスにならない。前半はホームのウォルバーハンプトンが攻勢だったが、決定力のなさに救われる。
 後半も2分、ジャービスのクロスにCBジョンソンがヘディングシュート。GKボグダンの正面。ボルトンも6分、ヌゴグの落としを宮市が拾ってドリブル。クロスにCBウィーターがヘディングシュート。前節の再現かと惜しいシーンだったが、先制点はウォルバーハンプトン。8分、イーバンクスブレイクが右に流し、カイトリーがドリブルで中に切れ込んでシュート。ついにウォルバーハンプトンが先制点を挙げた。
 ボルトンも反撃する。10分、マーク・デービスのドリブルから縦パスがDFに当たり、こぼれをリケッツがシュート。そして16分、M.デービスがドリブルでPA内に侵入。ふわふわとした仕掛けだったが、CBジョンソンの足が引っ掛かる。PK献上。これをペトロフが決めて、ボルトンが同点に追い付いた。
 25分、このゲーム、ほとんど消えていたクラスニッチに代えて、ケビン・デービスを投入。26分にはヌゴグが左に流し、ペトロフがシュート。GKヘネシーがナイスセーブ。28分、今度は宮市が右サイドからシュート。DFがブロック。33分、宮市をイーグルスに交代。守備への配慮とK.デービスとの連携を重視か。
 34分、ペトロフのCKにウィーターがヘディングシュート。GKヘネシーがナイスセーブ。そして35分、ペトロフのクロスにヌゴグがヘディングシュート。バーを叩く。はね返りをアロンソが押し込む。ついにボルトンが勝ち越した。
 37分には右SBリケッツのドリブルからクロスにイーグルスがシュート。39分、K.デービスのスルーパスイーグルスが抜け出して、戻しのパスをレコ・コーカーがミドルシュート。GKヘネシーがファインセーブ。そして直後39分、K.デービスのポストプレーイーグルスが右サイドを抜けて、クロスをK.デービスがドリブルでPA内に持ち込み、落ち着いてシュート。ボルトンが3点目と突き放す。
 ウォルバーハンプトンも43分、ゴールキックからフレッチャーが落としてジャービスがシュート。1点差にすがりつく。その後のロスタイムもペトロフのシュートもあれば、ウォルバーハンプトンがゴール前に攻め込むシーンもあり、ごちゃごちゃと落ち着かない時間が過ぎてそのままゲームセット。最後はバタバタだったが、3-2とボルトンが勝利した。
 宮市は同点の場面でピッチを去ったが、けっして悪い出来ではなかった。ただ、サイドに張り付くことが多い宮市に対して、イーグルスの方が自由にピッチを走り回る。そしてK.デービスとの連携。バランスという点ではイーグルスやM.デービスに譲る。今節クイーンズパーク、ウィガンとも勝利し、依然降格圏からは勝ち点差1のまま。次の11位フラム戦も勝利がほしい。宮市の活躍を期待したい。