とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アーセナル、不覚の2失点。後半は守備を固めるウィガンを攻め切れず。

 年明け以降絶好調。マンCに勝利してまた連勝を続けるアーセナル。対するウィガンも前節、マンUに黒星をつけ、降格圏脱出にチーム力が上向いてきた。それでも3位対17位の対戦はアーセナルが勝利するだろうと思っていたが、結果を見てびっくりの1-2で敗戦。その内容を見たくて録画した。
 序盤2分、フェルメーレンミドルシュート。6分にはサーニャのクロスにベナユンがヘディングシュート。だが、オマーン代表GKアル・ハブシがナイスセーブ。すると7分、アーセナルCKのクリアから左WGモーゼスがドリブルで上がり、もう一人のFWゴメスがクロス。これがDFに当たってコースが変わり、GKの取れない位置、CFディサントの前に絶好のクロス。難なく決めてウィガンが先制した。
 これだけなら事故と諦められる。が直後の8分、またも左サイド、モーゼスのクロスにボランチマッカーサーがDFと競って、こぼれ球をゴメスを押し込む。あっという間に2-0。さらに9分、モーゼスのクロス、CBジュルーのクリアをディサントが拾ってシュート。さらにCKの流れからもう一人のボランチマッカーシーミドルシュート。この時間帯、アーセナルの守備が不安定。9分、アルテタをケガでラムジーに交代させたが、これが響いていたかもしれない。
 しかしすぐに立ち直ってアーセナルが反撃する。16分、ロシツキーのクロスにベナユンがヘディングシュート。またもGKアル・ハブシがスーパーセーブ。18分、ロシツキーから左に流して、SBサントスがミドルシュート。DFがブロック。そして21分、ロシツキーからの速いクロスにフェルメーレンが強烈なヘディングシュート。1点を返し、さらに反撃ムードが高まる。
 23分、ファンペルシーがラムジーポストプレーから持ち上がりシュート。だが三度GKアル・ハブシがファインセーブ。日本代表のW杯最終予選で対戦するだけに、アル・ハブシの反応は脅威だ。
 アーセナルはさらに攻める。24分、ベナユンのクロスからのこぼれをジュルーがミドルシュート。さらに26分、パスカットからロシツキーフェルメーレンポストプレーからシュート。わずかにコースを外れる。
 しかしこの後、サーニャと交錯してゴメスが倒れ、ゲームがしばらく止まる。これでアーセナルの勢いが削がれ、その後は膠着状態。2-1のまま前半を終えた。
 後半もアーセナルが攻め込んでいく。1分、サーニャミドルシュートはGKアル・ハブシがセーブ。ウィガンはカウンター狙い。8分、モーゼスが左SHボセジュールとのワンツーから駆け上がりシュート。GKハートがナイスセーブ。10分、ファンペルシーのCKのフェルメーレンがヘディングシュート。ウィガンも14分、スローインからモーゼスが走り込み、シュート。GKハートがファインセーブ。
 16分、運動量の落ちたベナユンに代えてジェルビーニョを投入。22分、ファンペルシーが右に流し、サーニャのクロスにフェルメーレンがヘディングシュート。浮いてしまう。29分にはCBジュルーに代えて、オクスレードチェンバレン。だが、この攻撃的な交代も守備を固めるウィガンの前にゴールをこじ開けることができない。40分、ロシツキーのスルーパスウォルコットが抜け出すかと思われたが、DFが競り勝つ。結局、このままタイムアップ。ウィガンが降格争いに貴重な勝ち点3を挙げ、アーセナルは4位トッテナム、5位ニューカッスルとの差を広げられなかった。
 それでもロシツキーベナユンが絶好調。フェルメーレンも積極的に攻撃に絡む今のアーセナルは強い。この勢いで次節チェルシー戦も面白いゲームを見せてほしい。