とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

なでしこ浦和レッズレディース、ベテランの力、会心の勝利。

 なでしこリーグ第5節。INACと並んで4戦全勝の湯郷ベルと2勝2分で4位につける浦和レッズレディースの対戦。レッズはFW荒川、CM柳田、CB矢野にGK山郷のベテラン勢に、FW吉良、SH加藤、SH柴田、SB和田ら20歳以下の若手、さらに大卒新加入のCB高畑も加わる布陣。対する湯郷には宮間と福元。左SBには16歳の長町が入る。
 前半はホームのレッズ・ペース。1分、荒川のキープから右SB土橋、柳田のスルーパスに柴田が抜け出し、中に切れ込んでクロスに荒川がシュート。湯郷も4分、宮間のFKにFW有町がヘディングシュートするが、GK山郷がキャッチ。
 6分には右SH柴田のクロスに荒川がヘディングシュート。湯郷は宮間に入るとチャンスになるが、そういう機会が少ない。9分、宮間のスルーパスに有待がシュート。GK山郷が難なくセーブ。
 レッズは荒川のキープ力と柳田の視野の広さが目立つ。右SB土橋が右ワイドに大きく張って、柳田からの展開から再三チャンスをつかんでいく。そして17分、土橋のスローインに吉良が抜け出し、ドリブルからシュート。GK福元の足元を抜いてレッズが先制した。
 その後もレッズ・ペース。22分、荒川がライン際からDF二人を抜いてゴールに迫る。25分、土橋のクロスにボランチ庭田がシュート。GK福元がナイスセーブ。29分、FKから和田がロングシュート。41分、矢野から和田、左SH加藤と左サイドをつなぎ、荒川の落としに加藤がシュート。GK福元のファインセーブで何とか得点を許さない。43分にも和田の縦パスから加藤がドリブル。最後はDFが止めるが、湯郷は両サイドを破られ、前半はほとんど守備に追われた。
 前半終了間際の45分、右SH水島に代えて横山を擁入。これで後半は湯郷が盛り返す。左SH中野もようやく攻撃に参加できるようになり、序盤互角の展開が続く。
 それでもなかなかシュートまでいかない。対するレッズは荒川が相変わらず起点になる。10分、荒川のキープから土橋のクロスを柴田が落とし、吉良がボレーシュート。13分、土橋のスルーパスに荒川が抜け出し、クロスに吉良が飛び込む。が、届かない。14分、高畑のフィードに吉良が抜け出しシュート。GK福元がナイスセーブ。24分にも庭田が右に流し、柴田のクロスに吉良がダイビングヘッドで飛び込む。届かない。
 湯郷がようやくチャンスをつかんだのは26分、宮間のロングスルーパスに横山が抜け出し、DF二人をかわしてシュート。だがGK山郷がセーブ。直後のCK、宮間のボールに右SB加戸がドンピシャの
ヘディングシュート。見事に決まったと思ったが、その前にファールの判定。中野がGK山郷を抑えたという判定か。厳し過ぎると思うが・・・。43分にも宮間のクロスを横山が落とし、松岡がシュートを決めるが、またもノーゴール。これはわずかに横山がオフサイド・ポジションだった。残念。
 レッズは最後まで荒川と柳田のキープ力が効いた。吉良のゴールを守り切って、1-0で勝利。湯郷に今シーズン初黒星をつけた。これまでINACのゲームばかり観てきたが、レッズや湯郷のゲームも面白い。次は日テレ戦を観てみたい。