とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

グランパス、手負いのジュビロをがぶり倒し。

 Jリーグ第15節。グランパスはホームでジュビロと対戦。ようやくダニルソンと吉村がベンチに。先発は田口。CBはダニエルと闘莉王で組む。対するジュビロは前田のワントップにトップ下に山崎。山田が出場停止、松浦もいないジュビロは中盤が苦しい。右SHに山本脩斗、左SHには菅沼満、ボランチは小林と山本康裕という布陣。
 前半7分、闘莉王のクロスを闘莉王が落とし、永井がヘディングシュート。この決定的チャンスを逃すと、ジュビロの方が攻勢になる。グランパスは中盤がルーズ。田口が今一つ効いていない。ジュビロは11分、GK八田が左指脱臼で竹重と交代。
 17分、康裕のクロスのこぼれから小林が山崎とのワンツーからスルーパス。前田が反応しシュート。ジュビロは駒野が積極的に上がり、サイド攻撃が目立つ。前半だけで6本のCK。28分、FKからのこぼれ球をつなぎ、駒野がシュート。ポストに助けられる。さらに菅沼のクロスを小林がヘディングシュート。闘莉王が辛くもクリア。
 それでも30分、小川のFKをケネディがヘディングシュート。これはGK竹重が正面でキャッチするも、ここから次第にグランパス・ペースになってくる。35分、藤本のCKにケネディがヘディングシュート。GK竹重がナイスセーブ。37分には小川が藤本とのワンツーで抜け出すが、DFにクリアされる。逆に40分、山崎のドリブルから左サイド菅沼のクロスに前田がヘディング。だがGK楢崎がよく競って、最後はDFがクリアした。
 そしてロスタイム。ゴール前で小川の突破を宮崎が止めてファール。FKに藤本が壁の上を越えてファーサイドに落ちるファインシュート。GK竹重がいったん左に動いて、あわてて戻ったが、わずかに届かず。やや幸運な形で先制点を上げた。
 後半開始早々、藤本が起点となって、右サイドから永井が中へドリブル。いったん藤本へ預けるとスルーパスに走り込み、そのままGKに股下を抜くシュート。わずか25秒でグランパスが追加点を入れた。永井の積極的な仕掛けがグッド。
 5分、山崎の突破を田口が止めて、前半のグランパスと同じような位置からのFK。だが、駒野のシュートはサイドネット。さらに7分、山崎から菅沼がミドルシュートグランパスも9分、田中隼磨が藤本とワンツー。スルーパスに抜け出してクロスを入れるが、ケネディにわずかに合わず。藤本から再三スルーパスが入り、次第にグランパスが落ち着きを取り戻してくる。
 それでも15分。山崎から駒野、山本脩斗とつないで、山本康裕がシュート。DF隼磨がクリア。19分には菅沼満に代えて右SBに菅沼駿哉を入れ、駒野を右SHに上げる。25分、宮崎からのクロスを脩斗がシュート。サイドネット。
 グランパスも27分、金崎が左サイドをドリブル突破。クロスに藤本が合わせるがポストにはね返される。こぼれ球を小川がシュートするもGK竹重がブロック。33分、駒野のFKは前田がヘディングシュート。藤田と重なってジャストミートせず。救われる。逆に38分、GK竹重が飛び出たところを永井がボール奪取。がら空きのゴールに向けてクロスを入れるが、ケネディの前にCB藤田が競ってクリア。さらに40分には藤本のCKに闘莉王がヘディングシュート。枠を外す。
 グランパスは31分に増川を入れて3バック。さらに39分巻、43分には吉村を入れて守りにかかる。ロスタイムには小川のスルーパスに巻が抜け出しGKと一対一になるもシュートはふかしてしまう。やっぱり巻はFWじゃない。
 バタバタとした展開。山田や松浦がいたらもっと悲惨な目に会っていただろうが、いなくて救われた。それでも駒野に何度もチャンスを作られながらの完封勝利。うーん、よくも悪くもグランパスらしい。この後、3戦連続アウェイゲームが続くが、運を味方に頑張ってほしい。そしてホームでのベガルタ戦、勝利で首位に肉薄だ。