とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アーセナルよ、今年もか。攻めども攻めどもゴール奪えず。

 プレミアリーグ開幕戦。観戦二ゲーム目はアーセナルサンダーランド戦を観る。ファンペルシーが移籍したアーセナルはどんな陣容でどんなゲームを見せるのか。ソングもいなくなったボランチにはディアビとアルテタ。トップ下に新加入のカソルラが入って、ワントップはやはり移籍組のポドルスキー。両WGにウォルコットジェルビーニョが入る形。これまでと同様にパスをつなぎ圧倒するアーセナルのサッカーを展開した。
 サンダーランドは4分、FWセセニョンがドリブルで前進からクロスを入れると、5分には左SBリチャードソンのクロスに左SHマックリーンがシュート。ここはGKシュチェスニーがナイスセーブ。対するアーセナルもその直後、カソルラがドリブルからシュートを放つ。GKミニョレもナイスセーブ。サンダーランドは11分、ラーションのクロスをセセニョンがつなぎ、コルバックがシュート。これもGKシュチェスニーがナイスセーブ。しかしサンダーランドの攻撃もここまで。この後はアーセナルが一方的に攻めまくる。
 19分、カソルラが左に開くとジェルビーニョがドリブルで駆け上がりクロス。カソルラがシュート。22分には右SBジェンキンソンのクロスにウォルコットポドルスキーが飛び込む。さらにCKの流れの中からCBメルテザッカーが落としたボールをウォルコットがシュート。26分にもカソルラのクロスにウォルコットがシュート放つが枠に入らない。さらにディアビのシュートはGKミニョレがナイスセーブ。この時間帯、アーセナルが攻撃を重ねるが、どうしてもゴールが遠い。
 カソルラのトップ下は運動量も多く、いい感じでゲームをコントロール。ジェルビーニョがキレキレのドリブルを見せれば、ウォルコットも黙っていない。ボランチに下がったアルテタも彼の運動量ならこのポジションの方が合っている。42分、カソルラのスルーパスウォルコットが抜け出し、戻しのパスにポドルスキーが走り込むが、DFがクリアした。
 後半14分、ポドルスキーのFKはわずかにバーの上。ポドルスキーもけっしてカソルラや両WGと合っていない訳ではないが、サンダーランドの守備の前にどうしても崩しきれない。15分にはジェルビーニョがドリブルからシュート。DFのブロックのこぼれをカソルラがシュート。18分、ジェンキンソンのクロスにウォルコットがシュート。しかしサイドネット。
 19分、サンダーランドがサハを投入すると、アーセナルポドルスキーに代えて新加入、昨シーズンのリーグアンの得点王ジルーを投入する。さらに24分、サンダーランドがエルモマハディを投入すると、アーセナルディアビに代えてラムジー。31分、ジェンキンソンのクロスにジルーがシュート。ジルーも周囲といい連携を見せるが、シュートが入らない。37分、カソルラのスルーパスにジルーが完全に抜け出すが、シュートは枠を外した。
 結局最後までゴールが入らなかった。開幕戦はスコアレスドロー。やってるゲーム自体はパスも回るし、カソルラのゲームコントロールもいいし、両WGのドリブルも切れている。しかしゴールが遠い。昨シーズン74得点でリーグ3位だが、そのうち30点はファンペルシーが挙げたもの。彼がいない中でジルーやポドルスキーはある程度満足いくパフォーマンスを見せたがゴールがない。
 昨シーズンも総得点の割にはゴールが挙げられず苦しんだ時間を多く見た気がする。イライライラ。これではまるでドラゴンズのゲームを見ているようじゃないか。0点に抑えるも得点も入らないゲーム。可能性は感じるだけに、早くジルーとポドルスキーが爆発する場面を見てみたい。このままの調子だと昨シーズンの二の舞になりかねない。