とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

コンフェデ杯はネイマールの大会。と思ったら、イタリアの粘りで4-2。準決勝への期待が高まる。

 決勝トーナメント進出は決まったが、準決勝でスペインと当たらないためには1位通過したいところ。もっとも両チームにそんな思惑は感じられない。両チーム伸び伸びとそれぞれのサッカーを展開する。
 序盤はブラジル・ペース。1分フレッジ、オスカル、そしてフッキがゴールに迫る。だがイタリアの守備も堅い。ピルロを故障で温存。アクイラーニモントリーボの二人でボランチを組み、カンドレーバが右SH、マルキージオが左SH。ディアマンティバロテッリの2トップ。ブラジルはパウリーニョに代えてエルナネスをボランチに起用した以外はいつものメンバー。ブラジルが攻めてイタリアが守る展開ながら、両チームなかなかチャンスがつかめない。
 17分、マルキージオがフッキと競り勝ちクロスにバロテッリがDFと競りながらシュート。ブラジルも24分、エルナネスの縦パスをオスカルがワンタッチで左に展開。ネイマールがシュートを放つ。だがその直後の25分、モントリーボが足の不調を訴え、ジャッケリーニに交代。さらに30分、右SBアバーテも肩を痛めてマッジョに交代。前半のうちに思わぬ交代を余儀なくされる。だがブラジルも33分、ダビド・ルイスが太股の痛みを訴え、ダンテに交代した。
 ブラジルはこれまでになくオスカルが下がってきてボールを受け、展開するが、今一つ合わない。43分、ルイス・グスタボからの縦パスを受けてネイマールがクサビのパス。フレッジからネイマールがシュート。前半はスコアレスで終わりかと思ったアディショナルタイム1分、ネイマールのFKをフリッジがヘディングシュート。GKブッフォンがはね返すが、CBダンテが押し込んだ。前半のうちにブラジルが先制した。
 後半1分、右SBダニエウ・アウベスから右SHフッキが中にパス。フレッジが落とし、オスカルがもう一度フレッジとのパス交換からミドルシュート。GKブッフォンがセーブ。後半もブラジル・ペースでゲームに入った。だが6分、GKブッフォンからのフィードを右SBアバーテがヘッドで前へ送り、バロテッリがヒールでスルーパスジャッケリーニが抜け出してシュート。後半早いうちにイタリアが同点に追い付く。
 これでゲームが面白くなるかと思ったら10分、ネイマールマッジョに倒されて得たFKを自らねじ込みゴール。ブラジルが再び勝ち越した。まさにネイマールのための大会。さらに21分、マルセロのフィードにフレッジが走り込み、キエッリーニと競り合いながらシュート。これが決まり、ブラジルが2点差と突き放す。フレッジ強い。
 これで安心したか、ブラジルはイエローカードを受けたネイマールに大事を取ってベルナルジに交代する。だが26分、カンドレーバのCKからバロテッリとルイス・グスタボが競ったこぼれ球をアクイラーニが落とし、キエッリーニがシュート。イタリアが1点を返すと、エルシャーラウィを投入し、さらにイタリアが反撃を強める。
 35分、カンドレーバのCKにマッジョのヘディングシュートはバーを叩く。38分、カンドレーバのFKにバロテッリがシュート。だが枠を外す。守備を固めるブラジル。だが43分、中盤のチェックから前に飛んだボールをベルナルジが落とし、マルセロがシュート。GKブッフォンのはね返しをフレッジが押し込んでダメ押しの4点目を入れた。ここでタイムアップ。熱闘はブラジルが4-2でイタリアを下し、グループ1位通過を決めた。
 しかしイタリアもケガ人が多い中、最後までよくがんばった。これで準決勝はイタリア対スペイン、ブラジル対ウルグアイの同大陸同士のゲームとなった。すると決勝はブラジル対スペイン? いずれにせよ欧州対南米の対戦になることは間違いない。残り3ゲーム。いずれも見逃せないゲームになりそうだ。