とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ネイマールのアシスト2発でブラジル決勝進出を決める。ウルグアイもW杯南米予選につながる健闘を見せた。

 コンフェデ杯準決勝第1戦はブラジル対ウルグアイの南米対決。両チーム、ベストメンバーで序盤から伯仲のサッカーが続く。どちらもなかなか攻め込めず、シュートすら打てないまま時間が過ぎていく。すると13分、フォルランのCKにCBルガーノがフリー。CBゴディンをマークしていたCBダビド・ルイスルガーノに手をかけて倒してしまう。PK献上。だがフォルランのPKはGKジュリオ・セザールがセーブした。
 17分、OHオスカルがミドルシュート。さらに28分、CHパウリーニョの縦パスから右SHフッキがドリブル。オスカルの落としからフッキがシュート。対するウルグアイも30分、左SHロドリゲスのクロスを受けて、CFフォルランがトラップから反転してミドルシュートを放つ。ブラジルは37分、左SBマルセロのクロスにCFフレッジが飛び込む。足に当てるが枠の外。ゲームはブラジルがパスを回してポゼッション率は高いが、ウルグアイはCHアレバロを中心に堅い守備を見せ、なかなか決定機を作らせない。守るだけでなく、いつでもカウンター攻撃の牙を研いでいる。
 このまま前半が終わるかと思ったが、41分、自陣センターライン付近でネイマールが落とすとそのまま前方へ全力疾走、パウリーニョのフィードに走り込み、GKムスレラが寄せてきたところをクロス。ムスレラの手に当たってこぼれたボールにフレッジがシュート。ブラジルが前半終了間際に先制した。
 ところが後半序盤、ウルグアイがブラジル陣地に攻め込んでいく。そして3分、攻め込まれたCBチアゴ・シルバが左SBマルセロにパス。だがこれを右FWカバーニがカットしてそのままシュート。後半早々にウルグアイが同点に追い付いた。
 12分、フッキの強烈なFKはGKムスレラがパンチングでクリア。21分、フォルランのFKにスアレスが飛び込むが、チアゴ・シルバがヘッドでクリア。19分、ブラジルがフッキに代えてベルナルジを投入すると、22分、ベルナルジのドリブルからクロスにフレッジがシュート。さらに24分、ベルナルジのスルーパスをオスカルが落とし、ネイマールがシュート。だがこれもGKムスレラがセーブする。
 26分にはオスカルに代えてエルナネスを投入。34分、スアレスのクロスからカバーニがシュート。延長戦も見え出した41分、ブラジルがCKのチャンス。ネイマールが蹴ると、ファーサイドパウリーニョが回り込みヘディングシュート。これが決まり、ついにブラジルがリードした。そしてそのままゲームセット。ブラジルがネイマールのアシスト2発でウルグアイを2-1と葬り、地元国としてのコンフェデ杯決勝進出を決めた。
 ウルグアイもよく戦い、遜色ない実力を発揮したが、攻撃の独創性でブラジルが、いやネイマールがやや上回った。いずれにせよ実力伯仲の好ゲーム。今朝行なわれたもう一つの準決勝は、PK戦の末、スペインが勝利。ブラジル対スペインの対戦となった。決勝が今から待ち遠しい。