とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

柿谷を封じてアルビレックスが勝利。バランスがよくなってきた印象。

 東アジア杯でブレークした柿谷に山口と扇谷が先発したセレッソ。迎え撃つアルビレックスには同じく韓国代表で活躍したキム・ジンスがいる。だがそれ以上にレオシルバと三門のCH、大井とキム・クナンのCBと守備のバランスがいい。
 序盤は両チームともバランスを崩さず守っていく。8分、左SBキム・ジンスのFKからのこぼれ球を右SB川口がミドルシュートセレッソは10分、CH山口の縦パスに左SH南野が飛び出すが、トラップが長い。GK東口がセーブした。さらに13分、左SB丸橋がドリブルで中に切れ込みスルーパス。DFに当たってこぼれたところを左SH南野がシュート。GK東口がセーブ。16分、左SB丸橋のドリブルからクロスのこぼれをOHシンプリシオミドルシュート。次第にセレッソ・ペースになってくる。アルビレックスはしっかりまもってカウンター狙い。
 33分、右SHエジノのサイドチェンジから左SB丸橋が駆け上がり、クロスにCH山口がミドルシュートアルビレックスも41分、CKの流れから左SBキム・ジンスがクロス。こぼれ球をFW田中達也がシュート・GKキム・ジンヒョンがナイスセーブを見せる。前半は一進一退の展開。セレッソが攻撃的だが、アルビレックスもGK東口を中心によく守る。
 後半初めから南野と扇原に代えて楠神と杉本を投入。シンプリシオをCHに下げ、杉本がOHに入る。後半に入ってもセッレソが攻めて、アルビレックスが守る展開。11分、右SB酒本のクロスに右SHエジノがシュート。GK東口の正面。14分、CHシンプリシオのスルーパスをCF柿谷が落とし、右SHエジノがシュート。バーを叩く。
 アルビレックスが15分、田中達也に代えて岡本を投入。16分、CH三門のパスカットから岡本がシュートを放つも、GKキム・ジンヒョンがキャッチ。お互い次第に中盤が空き始める。17分、CH山口がミドルシュート。GK東口がナイスセーブ。22分、左SH楠神がドリブルで中に切れ込み、FW杉本の落としを右SHエジノがシュート。またもGK東口がナイスセーブを見せる。
 そして26分、左SBキム・ジンスが先日の日韓戦を思い出すようなドリブルで切れ込んでのミドルシュート。ここはGKキム・ジンヒョンがファインセーブ。だが直後のCKをCH三門が蹴るとCF川又がニアでヘディングシュート。GKキム・ジンヒョンが一旦は掻き出すが、こぼれたところをCB大井が押し込む。ゴール。ついにアルビレックスが先制した。
 これでアルビレックスが元気になり、33分には左SH田中亜土夢のスルーパスにFW岡本がシュート。だがセレッソも反撃。43分には左SB丸橋がミドルシュート。だがGK東口がゴールを許さない。結局、最後まで柿谷の突破を許さず、ノーゴールに抑え込んだ。1-0。アルビレックスが勝利。
 けっしてセレッソが悪かったわけではないが、それでもやや疲れがあったかな。それよりもアルビレックスの集中した守備が見事だった。また今シーズンも降格争いかと思ったが、ホームでは強い。12位、勝ち点23は降格圏16位のヴァンフォーレと9点差。飛びぬけて勝ちそうな気はしないけど、守備で大崩れもなさそう。今年もしぶとくJ1に残りそうな感じがする。