とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

サガン対グランパス。互角の戦いで両者ナットクのドロー。

 14位ながら3連勝と降格圏から中位進出を狙うサガン。対するグランパスは第16節サガン戦から始まった8戦無敗を継続したい第24節。グランパス闘莉王をケガで欠くものの他はほぼフルメンバー。CH中村がこのゲームもアンカーとなってゲームを引き締める。一方のサガンは前節のケガで早坂が欠場。池田も累積出場停止でOHにケガ明けの野田、左SHには金井が先発した。CHには藤田に代わり、新戦力のニルソンを起用。
 序盤、サガンが積極的に攻める。8分、野田のスルーパスにニルソンが抜け出し、クロスに右SH水沼がシュート。GK楢崎がファインセーブを見せる。12分には左SBキム・ミヌのクロスをCF豊田がヘッドで戻し、水沼がヘッドをスルー。DFのクリアをニルソンがミドルシュート。18分、CH高橋のCKをCF豊田がDFと競り合いながらヘディングシュート。枠を外す。
 サガンはOH野田が元気いっぱい。新戦力CHニルソンも前線に守備に積極的なプレーを見せる。運動量に勝るサガンの前にグランパスは押され気味。なかなか攻撃のチャンスを得られない。それでも28分、CBヨ・ソンヘにプレスをかけて左SH小川がボールを奪うと、CFケネディがシュート。GK林がナイスセーブを見せる。
 そして35分、中盤深い位置からのFKを小川が蹴ると、GK林がパンチング。このボールをFW玉田が拾ってキープすると右SH藤本の縦パスにCHダニルソンが抜け出し、クロスにCB増川が合わせる。ゴール。前半押され気味のグランパスが先制点を挙げた。38分にはCF豊田がロングシュートを放つが枠に決まらず。前半はサガンが押し気味だったが、30分以降押し返したグランパスがチャンスを決めて、1点リードで終えた。
 後半に入るとサガンが反撃。そして5分、CH高橋のスルーパスに抜け出したOH野田がクロス。GK楢崎の脇を抜いて右SH水沼が押し込む。ゴール。後半早々にサガンが同点に追い付いた。さらに8分、OH野田を起点にCH高橋が落とし、野田がシュート。
 グランパスも13分、右SH藤本から右に展開、右SB田中隼磨のクロスにFW玉田がヘディングシュート。だがGK林が正面でキャッチ。15分、藤本のFKにCFケネディがヘディングシュートを放つが、枠に決まらない。サガンも20分、キム・ミヌのFKをOH野田がつなぎ、CF豊田の返しをCB菊地が落として、CBヨ・ソンヘがシュート。だがGK楢崎がスーパーセーブ。
 グランパスは32分、小川に代えて永井を投入。35分、右SH永井が右サイドを突破。クロスにCFケネディが飛ぶが合わない。左SB阿部のクロスに今度こそCFケネディがヘディングシュート。だがまたも枠を外してしまう。その後36分、サガンは播戸を投入。42分、グランパスは矢野を投入して勝ち越し点を狙うが、決定的なチャンスは訪れず、そのままタイムアップ。1-2のドローで終わった。
 サガンにすればこれまで3連敗だったグランパスからようやく勝ち点1を奪った。グランパスもこれで9戦無敗で中断に入る。次節は14日エスパルス戦。今度こそ久し振りの勝利を目指したい。大前も復帰後初ゴールを挙げた。永井のゴールを見てみたい。