とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

柿谷、森重は合格。工藤と大迫も及第点近く。若手の台頭で戦力充実。格下グアテマラに日本快勝。

 欧州組が帰ってベストメンバーに国内若手陣が合流してのテストマッチ2連戦。初戦グアテマラFIFAランク93位。格下相手に余裕の戦いで日本が3-0と快勝した。
 先発はCF大迫に香川がトップ下。左SHに清武が入り、CBはなんと吉田と森重。だが大迫と森重が終始落ち着いて、かつチャレンジフルなプレーで日本のサッカーに躍動感をプラスした。6分、CH長谷部がドリブルで上がり、クロスにOH香川がシュート。遠藤のCKにCB森重がヘディングシュートを放つ。高い! 11分にはスローインから右SH岡崎が抜け出し、クロスに左SH清武がヘディングシュート。
 グアテマラは3バックに両WBも下がって守備を固める。17分、右SH岡崎のクロスから左SH清武のスルーパスにCF大迫が反応するが、GKパレデスがセーブ。20分、左SB長友のクロスをOH香川がヒールでスルーパス、左SH清武がシュート。CH遠藤のCKにまたもCB森重がヘディングシュート。21分には右SB酒井高徳のクロスをOH香川がスルー。CF大迫が反転からシュート。23分清武、24分大迫、26分長友と積極的にミドルシュートを放つ。
 33分、CH遠藤の縦パスをOH香川がつなぎ、CF大迫がシュート。GKパレデスがファインセーブ。41分にも右SH岡崎のサイドチェンジから左SH清武が抜け出しシュート。大迫のDFとの駆け引きも良く、日本ペースのまま前半を終えた。グアテマラが守備を固めたので、無得点は仕方ない。大迫も何度もいいプレーを見せていた。
 そして後半最初から本田と柿谷が登場。大迫と清武が下がった。キックオフ直後から日本が攻めていく。3分、遠藤がFK。そして5分、左SB長友のクロスにOH本田がヘディングシュート。ゴール。日本が先制する。GKの手の先を越える長友のクロスも見事。ニアに走り込み、DFを引っ張った柿谷も見事。
 7分には左SH香川のスルーパスに右SH岡崎が走り込むが届かず。8分、香川から柿谷、本田と面白いようにパスがつながる。柿谷が代表に召集されてこの3人でプレーするのはまだ2ゲーム目のはずだが、まるで数年来のチームメイトのようだ。17分には岡崎に代えて工藤を投入。工藤も彼らしく強く運動量多く走り回る。
 20分、左SB長友が中にパスを送ると、OH本田がダイレクトでスルーパス。左SH香川もダイレクトで中に返すと、CF柿谷が落として本田がシュート。すごい!楽しい!美しい! 23分にもOH本田の縦パスを左SH香川が落とし、CF柿谷のスルーパスに右SH工藤がシュート。そして24分、香川が中にパスを入れるとCH長谷部がスルーパス。香川が走り込み、クロスに右SH工藤が合わせる。ゴール。日本が流れるようなパスをつないで追加点を挙げた。
 27分には柿谷がDFをかわしながら長駆ドリブル。最後は本田にパスを出すが、これは合わない。だがドリブルのボールタッチはさすが。DFを翻弄し奪われない。そして31分、遠藤のFKが壁に当たってコースが変わり、ゴールに飛び込む。3点目。日本が余裕でグアテマラを突き放した。
 FKの直前、香川に代えて今野を投入。森重を中央に置く3バックにして、長友と酒井をWBに上げる。34分には遠藤に代えて青山も投入。青山も長い縦パスも何度も見せるなど、特長を出した。42分にはCH長谷部の長いスルーパスに右SH工藤が走り込んでシュート。さらに43分、OH本田のスルーパスに右SH工藤がヘディングシュート。工藤も岡崎2世とも言えるゴールへの嗅覚を見せてアピールした。
 結局3-0で終了。日本快勝。大迫、柿谷、森重、工藤、青山。若手が物怖じせず活躍。さて次のガーナ戦ではどんなメンバーを先発させるのか。柿谷、本田、香川でガーナDFを崩しゴールを挙げる場面を見てみたい。もちろんCBは森重と吉田が先発することを希望。W杯に向けて楽しみが広がった。