とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

若手主体のガーナに対しては勝って当たり前。前半の決定機を決めていれば、もっと楽なゲームだった。だが前線からの高い守備意識は評価したい。

 FIFAランキング24位の触れ込みだったが、来てみれば若手主体のガーナだった。このレベルなら勝って当たり前。実際、序盤から日本が押し込んでいった。6分、右SH清武のところでボールを奪い、左SH香川がつないでOH本田のスルーパスに香川が走り込む。これで得たCKから本田のクロスにCF柿谷が折り返す。香川がシュートを打つがオフサイド。柿谷はシュートは打てなかったかな。
 10分OH本田がミドルシュート。11分には右SB内田がミドルシュート。前半から日本が積極的にシュートを放つが、ガーナの守備も組織的でしっかりしている。日本のサイド攻撃に対してはしっかりDF2枚をつけて、自由にクロスを上げさせない。13分、ショートコーナーからCH遠藤のクロスにCB今野がシュート。15分、右SH清武のスルーパスに右SB内田が抜け出してシュート。いやクロスか? 日本も前線からの守備意識が高い。柿谷、本田が積極的に戻りチェックをかける。23分には左SH香川の長いスルーパスに右SH清武が走り込む。GKと一対一。だがシュートはGKブライマーに当ててしまう。
 攻めてもゴールが遠い日本。すると24分、CHアドマーの縦パスにFWワリスが右サイドを駆け上がり、ヒールで落とす。右SBインコームが受けて走り込むと、クロスがDFに当たりFWアチェアンポングの前にこぼれてシュート。左SB内田に当たってコースが変わり、ゴールに転がり込んだ。不運な失点。ガーナが先制する。
 日本も29分、左SH香川がパスカット。すぐに前線に長いスルーパス。CF柿谷が抜け出し、絶妙のクロスにOH本田が走り込みシュート。絶好機と思ったがふかしてしまう。ああ! 30分、ガーナも右SHアツが中に切れ込んでミドルシュート。36分、日本は左SH香川がドリブルからミドルシュート。遠藤のCKから香川がCB今野とのワンツーでシュート。だが枠を外す。
 ガーナも44分、FWワリスがスピードでCB今野を抜き去り、クロス。だがCH長谷部が下がってクリアする。アディショナルタイムにはOH本田のクロスにSH香川がヘディングで落とす。CF柿谷が走り込むが、GKブライマーがセーブした。香川、シュートは打てなかったか? 前半は何度も決定機を作ったが、ゴールを決められず、カウンターから不運な一発でガーナにリードを許した。
 後半に入ると、ガーナのプレスが速い。だが5分、左SB長友とスイッチして左サイドを上がった左SH香川が中に切れ込みミドルシュート。日本が同点に追い付いた。ナイスシュート。15分には左SH香川のドリブルからクロスにOH本田がオーバーヘッドキック。だがGKブライマーが抑える。
 そして19分、CH遠藤の縦パスを本田が落とし、遠藤がミドルシュート。GKブライマーが手に当てるが、コロコロとゴールに転がり込んだ。日本、勝ち越し。24分にはCH遠藤の縦パスをOH本田が落とし、左SH香川がつないで本田がスルーパス。CF柿谷の落としに香川がシュート。見事なパスワークだったが、シュートはGKブライマーが抑える。柿谷、シュートは打てなかったか?
 そして27分、PA左サイドからのFKをCH遠藤が蹴ると、CB吉田がDFと競った後ろでOH本田がDFと競りながらヘディングシュート。これが決まり、日本が3点目と突き放した。日本はその後、積極的な選手交代。30分大迫、34分には森重を入れて、3バックの布陣。さらに37分山口、40分齊藤と投入していく。
 38分にはCF大迫のスルーパスにOH本田がシュート。41分、本田のFKがCF大迫に当たりCK。GKブライマーのクリア―をCF大迫がつなぎ、CB今野の落としからCB森重がシュート。CB吉田が足を伸ばしてコースを変えるが、枠は外した。結局このままタイムアップ。日本が後半の3得点で3-1と逆転し勝利を挙げた。
 3ゴールはよかったが、前半の幾度かのチャンスを逃し、後半もシュートを打たず消極的なプレーが気になった。守備はグアテマラ戦同様、全員で守る守備がよくできていたが、課題は攻撃。とは言っても、うまく行かないこともある。さらに練習を重ね、連携の成熟に努めていきたい。ますは各チームに帰って結果を出すこと。そして次の欧州遠征がまた楽しみだ。それまでに香川や吉田、長谷部らがレギュラーを取れているといいのだけれど。