とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

職人集団エバートン、チェルシーに勝利。新加入バリーが気持ちのこもったプレーでチームを引き締める。

 久し振りに再会したプレミアリーグ。夏の移籍期間が終わって両チーム、新加入の選手が先発した。エバートンがバリー、チェルシーエトーチェルシーフェルナンド・トーレスランパード、オスカルをベンチに置いて、ミケルとラミレスのCH。マタをトップ下に起用した。
 開始5分、CHラミレスのアーリークロスにCFエトーがヘディングシュート。さすがの飛び出し。だが枠は外す。だが、エバートンの攻撃が積極的。8分、右SHネイスミスがドリブルで上がり、クロスにCFイエラビッチがヘディングシュート。15分にはCHオズマンとネイスミスで右サイドを崩していく。
 エバートンの勢いに押され気味のチェルシーだったが、30分位からようやく押し返していく。29分、エバートンのGKハワードのパスをチェルシーの右SHシュレルがカット、クロスにCFエトーが飛び込むが、危機一髪CHバリーがクリア。エバートンはバリーが効いている。33分にはCHオズマンのスルーパスに抜け出した左SHミララスがクロス、右SHネイスミスがシュート。エバートンが積極的。
 だがそこからチェルシーが反攻攻勢をかけていく。35分、CFエトーのクロスにCHラミレスがシュート。GKハワードがファインセーブ。38分、CFエトーのスルーパスをCHラミレスがつなぎ、右SHシュレルがシュート。41分、左SHアザールをCHバリーが倒して得たFKをOHマタが蹴ってイバノビッチがヘディングシュート。さらに44分、CBダビド・ルイスの縦パスを左SHアザールが落とし、CFエトーがつないでアザールからマタがループシュート。だがエバートンの集中した守備にゴールが遠い。
 するとアディショナルタイムエバートンが押し返していく。左SHミララスのクロスに右SBコールマンがヘディングシュート。GKチェフがキャッチして前方へフィードしたボールをまたエバートンの選手が拾う。人数をかけて押し込むと、CHオズマンのクロスをCFイエラビッチが折り返し、右SHネイスミスがヘッドで押し込む。エバートンが前半終了間際、先制ゴールを挙げた。
 後半早々、チェルシーが反撃する。CHラミレスのスルーパスに右SHシュレルが抜け出し、飛び出したGKハワードをかわしてシュート。だが枠に入らない。3分、左SHアザールミドルシュートをGKハワードが弾いたところにCFエトーが飛び込む。シュートは枠を外す。10分にも右SHシュレルのクロスにCFエトーがヘディングシュート。だがGKハワードが正面でキャッチした。
 12分にはマタとシュレルに代えてオスカルとランパードを投入。ラミレスを右SHに上げて、オスカルがトップ下。エバートンは21分、CFイエラビッチに代えてOHマッカーシーを投入。ミララスをCFに上げて中盤を厚くする。23分、右SBイバノビッチのクロスに右SHラミレスがシュート。だがサイドネット。エバートンも26分、ミララスのFKが枠に飛ぶ。GKチェフがナイスセーブ。
 チェルシーは24分、左SBアシュリー・コールに代えてFWフェルナンド・トーレスを投入。3バックにして攻める。31分、CHランパードのCKに右SBイバノビッチがヘディングシュート。GKハワードがファインセーブ。33分、右SHラミレスのクロスにエトーが飛び込む。GKハワードがセーブ。44分にはエバートンの左SBベインズのFKがバーを叩く。対するF.トーレスはシュートを空振り。両チームの集中力の差が見えてゲームを終えた。エバートン快勝。
 攻守の中心フェライニマンUに移籍してどうなるかと思ったエバートンだったが、バリーが守備を引き締めた。またベインズ、オズマン、コールマン、ネイスミスといった選手たちが健在。けっしてスター選手ではないが、堅実で労を惜しまない職人肌の選手たちだ。一方、チェルシーエトーが不発。もう32歳。運動量とスピードはかつてほどではないが技術とセンスは変わらない。連携が取れてくればゴールを量産しそうな予感。まだまだリーグも始まったばかり。今シーズンのプレミアは本当に楽しみだ。