とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

インテル対ユベントスのイタリア・ダービーは激しい攻防の末、1-1のドロー。長友もいいパフォーマンスを見せていた。

 セリエA第3節は早くもインテルユベントスのイタリア・ダービー。もっとも最近のインテルユベントスにとっては必ずしも強豪ではないので、好カードというわけではないのかもしれない。だが、今シーズンのインテルは違う。このゲームでもユベントスと同じ3-5-2の布陣で高い意識を持って戦った。
 長友はいつもの左WB。長友と組む左CHはテデール。その他は前2試合と同じ先発メンバー。対するユベントスにはテベスがいる。ブチニッチとコンビを組み、左WBにアサモア、左CHはボグバ。2分、カウンターからFWテベスがドリブルで持ち上がるが、長友が好守備。守備では右CHビダルと右WBリヒトシュタイナーをカバー。そしてすぐに高い位置に上がっていく。13分、テデールのCKをCBカンパニャロが折り返し、長友がボレーシュート。GKブッフォンのナイスセーブに防がれる。14分にはユベントスの右WBリヒトシュタイナーがドリブルで上がり右CHビダルにクロス。だが、長友が抑える。
 その後は両チーム激しい攻防。ユベントスはCHピルロの長いスルーパスでDFラインの裏を狙えば、インテルは両CBが持ち上がり、また右WBジョナタンのドリブル、そしてパスをつないで前進する。21分には左WB長友が中に切れ込んでミドルシュート
 だが攻撃にはユベントスに一日の長がある。32分、CHピルロの長いスルーパスに左CHポグバが抜け出してシュート。ユベントスが30分過ぎ位から攻勢をかける。守備に奔走するインテル。だが最後まで集中力が途切れない。37分にはCFパラシオのクロスに長友が走り込むが、DFがクリア。42分、CHピルロからOHアルバレスがボールを奪いそのままドリブル。最後は左CHテデールがシュートを放つが、GKブッフォンが触って枠を外した。
 後半頭から長友のサイドで有効な攻撃ができなかったリヒトシュタイナーに代えて右WBにイスラを投入。後半に入っても目が離せない激しい攻防が続く。13分、FWテベスが長友をかわして右サイドを駆け上がり、左に流すとCHビダルがクロス。だがFWブチニッチに合わない。21分、右CHグラリンから右に流し、右WBジョナタンがクロス。左WB長友が走り込むが、届かない。
 そして28分、CBキエッリーニにOHアルバレスがプレッシャーをかけてボールを奪うと、そのままドリブル。スルーパスに途中交代のFWイカルディが合わせてシュート。押され気味だったインテルが先制点を挙げた。だが直後の30分、今度はユベントスの左WBアサモアが左サイドを持ち上がり、右WBジョナタンをかわして深い位置からクロス。右CHビダルがトラップからシュート。これが決まり、あっという間にユベントスが追い付いた。
 その後はユベントスの攻勢が続く。31分、左WBアサモアの縦パスを途中交代のCFクアリアレッラが落とし、FWテベスがシュート。わずかにポストの右。33分、左CHポグバのミドルシュートはGKハンダノビッチがキャッチ。43分、アサモアの縦パスをまたもCFクアリアレッラが落とすと、今度はテベスがクロス。右CHビダルがシュートするもGKハンダノビッチがファインセーブ。弾いたボールを右WBイスラが狙うも、シュートは枠を外す。インテルが必死に守る。そしてタイムアップ。今シーズン最初のイタリア・ダービーは1-1のドローで終わった。
 両チームの気持ちが籠ったいいゲームだった。長友もその中で十分持ち味を発揮し、惜しいシュートも放った。もちろん守備でも貢献。ユベントス相手にも90分間バランスを崩さず戦い続けられたのは大きな自信になる。この快進撃がいつまで続くのか。今年のインテルは本当に楽しみだ。