とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミア首位のアーセナルにはそれほど勢いを感じず。ウェストブロミッチ相手にドロー。

 前節マンU相手に勝利したウェストブロミッチのホームに首位アーセナルが乗り込んでの一戦。アーセナルウォルコットカソルラサーニャポドルスキーと欠場したが、アルテタとフラミニのダブルボランチラムジーウィルシャーの両SH、それにジルーのワントップにエジルのOHとメンバーは揃い、さすが首位チームらしいゲームを展開した。
 中でも注目したのはレアル・マドリードから移籍してきたエジルだったが、前半のうちは攻撃陣をリードしてメリハリのあるプレーを見せていた。ゲームは全体的にアーセナルは主導権を握る展開。だがウェストブロミッチも攻撃の意識が高い。14分、左SHベラヒノのミドルシュートがCHフラミニに当たり、GKシュチェスニーが横っ飛び。かろうじてセーブした。
 18分、エジルの斜めのパスに左SBギブスが走り込んでシュート。25分、左SHウィルシャーの縦パスをCFジルーが落とし、ウィルシャーがシュート。だがウェストブロミッチの守備が効いている。特にCHのムルンブとヤコブの活躍が目立つ。36分、CFジルーがミドルシュート。40分、エジルのCKのクリアを右SHラムジーが強烈なミドルシュート。CHムルンブがライン上でブロックした。
 するとウェストブロミッチが右サイドから攻める。41分、右SHアマルフィターノのクロスにOHセセニョンがボレーシュート。そして42分、アマルフィターノのCKのクリアをCHムルンブが右に展開、再度アマルフィターノのクロスをCHヤコブがドンピシャのヘディングで叩き込んだ。ウェストブロミッチが先制。そのまま前半を終えた。
 後半に入っても中盤で激しい攻防が続く。2分、左SHベラヒノのクロスにCFアネルカが走り込むが、わずかに合わない。アーセナルも直後、CFジルーのパスに左SHウィルシャーミドルシュートを放つが、右SBジョーンズがブロック。一進一退の攻防。7分にはGKマイヒルのゴールキックから左SBリッジウェルが前方へフィード。CFアネルカが抜け出し、そのままシュートを放つが、わずかにポストの右に外す。16分にはラムジーからロシツキーに交代した。
 そして18分、CFジルーのキープから右SHロシツキーが落とし、左SHウィルシャーがシュート。CBオルソンに当たってわずかにコースが変わり、ゴールネットに飛び込んだ。アーセナルが同点に追い付いた。
 28分、右SBジョーンズが強烈なミドルシュート。GKシュチェスニーがナイスセーブ。アーセナルも31分、ウィルシャーのスルーパスにCFジルーが抜け出し、GKをかわしてシュートを放つが、GKマイヒルがファインセーブ。ウェストブロミッチの守備が堅い。その後もアーセナルがパスを回して攻めていくが、どうしてもウェストブロミッチの守備を破れない。このまま時間が経過し、ゲームは1-1のドローで終わった。
 もっとエジルが活躍するかと思ったが、あまりボールに触る場面も少ない。ウォルコットがいないと速い攻撃が出ず、攻撃が単調になった印象。ベンチに宮市が座っていたが、ベンゲル監督は最後まで宮市を使うことはなかった。やや消化不良の内容。それでも守備のいいウェストブロミッチ相手に無理はしないということか。落ち着いているという感じはするが、最後まで爆発力は感じなかった。エジルが活躍するゲームを見てみたい。もちろん宮市も一緒にネ。