とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

始めと終わりの2得点。間に3失点して2-3で敗戦。本田がいればもっと違うサッカーができていたのかも。ミラン、ユベントスに完敗。

 開始20秒、右SHノッチェリーニから左に流して(シュートミスという解説あり)CHムンタリがシュート。ミランが幸先よく先制ゴールを挙げた。だがその後はユベントスが攻め込んでいく。8分、OHテベスのクロスから右CHビダルのスルーパスにCFクアリアレッラがシュート。9分、左WBアサモアが中に切れ込んでミドルシュート。GKアッビアーティがファインセーブ。11分には左CBキエッリーニミドルシュート。これもGKアッビアーニがファインセーブを見せるが、ユベントスの方が断然、攻撃が形になり、押し込んでいく。というか、ミランの守備ラインが低く、プレスも弱い。開始20秒のゴールで早くも守りに入ってしまったみたい。
 そして15分、OHテベスのドリブルをデヨンクがファールで止める。いや、当たっていないようにも見えるが、テベスがその前から何度も倒れてはファールをアピールして、イエローカードを稼いでいた。そしてこれで得たFKをピルロが見事にゴールに沈め、ユベントスが同点に追い付いた。
 17分にもピルロのFKからCBバルザーリがヘディングシュート。その後はミランも思い出したように反撃を開始するが、ユベントスが余裕を持って守る。雨が激しくなってお互いにミスが多い。大味のゲームのまま前半を終えた。
 後半2分、ミランは左SHモントリーボミドルシュートを放てば、ユベントスも4分、右CHビダルがシュート。7分、CFマトリのスルーパスにOHロビーニョが抜け出しシュートを放つが、GKブッフォンがナイスセーブ。10分、ユベントスが右WBをパドインからポグバに交代すると、14分には左WBアサモアミドルシュート。21分には右WBポグバのクロスから左WBアサモアがシュート。ユベントスは両WBが積極的に攻撃に絡み、サイドから攻めていく。
 22分、CFクアリラレッラに代えてジョビンコを投入。すると24分、中盤で左CHマルキージオがプレスをかけてボールを奪うと、右CHビダルがつなぎ、FWジョビンコが仕掛ける。CBサパタのスライディングをかわしシュートをすると、強烈にネットに突き刺さった。ついにユベントスが勝ち越した。
 29分にはCBメクセスが2枚目のイエローカードをもらい退場。するとその直後、ピルロのFKがバーに当たって、はね返ったところをCBキエッリーニがシュート。ユベントスが3点目を挙げて突き放した。
 ミランは26分、ノッチェリーノに代えてニアンを入れるが、31分にはCBメクセスの退場でロビーニョに代えてザッカルドの投入を余儀なくされる。余裕でパスを回すユベントス。40分にはポーリを投入。バロテッリはどうしたと思ったら、レッドカードで3試合の出場停止だった。いつもながら迷惑なエースだ。
 それでも45分、ポグバを左SBコンスタン、CHモントリーボとCHムンタリの3人で襲い、ムンタリが抜け出してシュート。CBボヌッチに当たってコースが変わりゴールに飛び込んだ。ミランが1点差に縋りつく。アディショナルタイム4分にはニヤンのCKにCBサパタがヘディングシュート。だが枠を外して万事休す。ユベントスが3-2と快勝した。
 ミランは最初と終わりに1点ずつ。だがその間はほとんどの時間、ユベントスのいいようにやられていた。バロテッリに加え、エルシャラウィーとカカもケガで欠いているのは痛いが、中盤でボールを収める選手がいないことが最大の問題。本田がいれば攻守の核としてユベントス相手にもっと闘えていたのではないだろうか。そういう意味では何としても年末には本田がほしい。本田がいないミランなんて、本田がいない日本みたいなもの? いやそれほどでもないけど、・・・て、どういう意味だ? 早く本田が活躍するミランを見てみたい。