とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ベルマーレを寄せ付けず、セレッソ、首位追撃の4位浮上。

 9戦負けなしで5位まで浮上。首位を狙うセレッソ対降格圏脱出を図るベルマーレの対戦。ベルマーレも3試合負けなしだが、サッカーの次元が全く違っていた。セレッソが攻め続けて、ベルマーレを突き放し、首位まで勝点差6の4位に浮上した。
 序盤からセレッソが面白いようにダイレクトパスをつなぎ、攻めていく。対するベルマーレも激しいチェックで対抗するが、スルリスルリとかわしてはセレッソがチャンスを作る。8分、左SB丸橋のFKはブレながら落ちていく。GKサンターナがファインセーブで抑える。12分には左SB丸橋のフィードに左SH南野が抜け出しシュート。さらに直後には、FW柿谷の縦パスを受けたFW杉本がドリブルでサイドを駆け上がり、戻しのパスにCH扇原がミドルシュート。DFが身体を張ると、はね返りを右SB酒本がミドルシュート。GKサンターナがファインセーブを見せる。
 16分にもFW柿谷の落としから左SH南野がミドルシュート。GKサンターナがナイスセーブ。セレッソが圧倒的に攻めていく。ところが28分、CH永木がサイドチェンジで左に大きく振って、左WB高山がクロスを入れると、CFステボの高いヘディングシュートが決まり、ベルマーレが先制した。
 しかし先制されてもセレッソは全く慌てない。落ち着いてパスを回しチャンスを窺う。29分、CHシンプリシオミドルシュート。33分にもFW杉本がミドルシューを狙う。34分には右SB酒本のクロスにCHシンプリシオがヘディングシュート。そして41分、左SB丸橋のスルーパスにCH扇原が走り込み、DFとGKの間に絶妙のクロス。FW杉本が冷静にGKをかわすシュート。セレッソが前半のうちに同点に追い付いた。
 後半4分、もう一度丸橋のFKはぶれて落ちる。GKサンターナがナイスセーブ。そして11分、丸橋のCKをFW杉本がニアでフリック。ファーサイドに待ち構えた柿谷がヘッドで押し込み、あっさりとセレッソが勝ち越した。
 ベルマーレは17分、左WGウェリントンと右WB古林を投入するが、攻めの形が作れない。右WG大竹がボールを持って仕掛けるが、パスが出ない。逆にリードしたセレッソが余裕を持って攻めていく。18分、左SH南野の縦パスをFW柿谷が落とし、南野がミドルシュート。25分、FKに右SB丸橋が中に流し、CH山口がミドルシュート。27分にはOHシンプリシオのスルーパスに途中交代の左SH枝村がシュート。
 ベルマーレは32分、右WB古林のクロスにCFステボがヘディングシュート。ベルマーレの攻め手はこれしかない。セレッソは37分、柿谷のスルーパスにCH山口が抜け出して落とし、OHシンプリシオがシュート。最後まで攻撃の手を緩めない。そしてタイムアップ。セレッソが2-1と最少得点差ながら、ベルマーレ相手に完勝のゲームだった。
 ベルマーレはやはりJ1に残るにはレベルが低い。逆にセレッソはもっと得点が欲しかったが、5バックで守備を固めるベルマーレには仕方ないのかもしれない。残り5試合。上位のレッズ、サンフレッチェアントラーズとの対戦を残す。十分優勝の可能性がある。混戦の優勝争いを期待したい。