とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アーセナル、スアレスとストゥーリッジを封じて、リバプールに快勝。

 首位アーセナルが3位リバプールを迎え撃つ第10節。リーグではこれまで順調に勝利を重ねてきたが、CLドルトムント戦、リーグ杯のチェルシー戦と強豪相手に敗戦を喫したアーセナル。前節クリスタルパレス戦も勝利はしたものの、フラミニの負傷交代、アルテタの退場と今後に不安を残す内容だった。このゲームではアルテタとラムジーのCH、SHにはカソルラロシツキーが先発した。
 6分、左SHカソルラのスルーパスに右SHロシツキーが抜け出しシュート。GKミニョレがナイスセーブを見せる。リバプールスアレスとストゥーリッジの2トップの下はヘンダーソン。DFは3バックで、両WBはシソコとフラナガンとどちらかと言えば守備的な布陣を組んできた。
 リバプールの守備が厳しい。それでもアーセナルがパスを回していく。9分、左SHカソルラからOHヘンダーソンがボールを奪い、ドリブルからシュート。GKシュチェスニーがセーブ。その後も厳しい中盤でのつぶし合いが続く。
 そして19分、CHアルテタのスルーパスに右SBサーニャが上がってクロスに左SHカソルラがヘディングシュート。ポストに当たったはね返りをもう一度カソルラがシュート。ネットに突き刺した。アーセナル先制。その後も21分、CHジェラードから左SHカソルラがボールを奪いミドルシュートアーセナルが勢いに乗って攻めていく。逆にリバプールスアレスとストゥーリッジの単発攻撃が目立つ。
 25分、中盤のルーズボールを拾ってFWスアレスがドリブル。右SBサーニャが後ろから手をかけて引き摺り倒す。当然イエローカード。だがスアレスが早いリスタートで左サイドに流し、ストゥーリッジのクロスにヘンダーソンがシュート。しかし主審がゲームを止める。あそこはリスタートを認めてもよかった。リバプールにツキがない。
 アーセナルは28分、右SHロシツキーのスルーパスからCHラムジーがシュート。GKミニョレがナイスセーブ。45分、左SBギブスから中にパス。CFジルーが受けてつないで左SHカソルラがシュート。だがリバプールのプレスも厳しい。前半はアーセナル1点リードで終えた。
 後半最初からシソコの代えて左SHコウチーニョを投入。フラナガンを右SBに下げて4バック、ヘンダーソンを右SHに据える。5分、左SHコウチーニョの長いスルーパスにFWスアレスが走り込み、クロスに右SHヘンダーソンがシュート。だが枠に入らない。アーセナルも10分、CBコロ・トゥーレからCBスクルテルへのパスをCFジルーがカット。そのままGKと一対一となったがシュートは外してしまう。さらに12分、右SHロシツキーから左に展開、左SHカソルラのクロスにCFジルーがシュート。GKミニョレがセーブ。この時間帯、アーセナルが押し込んでいく。
 そして14分、OHエジルが右サイドから中にパスをすると、CHラムジーが受けてミドルシュート。これが見事に決まり、アーセナルが2-0と突き放した。リバプールは23分、フラナガンに代えてモーゼスを投入。ヘンダーソンを右SBに下げる。26分、ヘンダーソンのアーリークロスにFWストゥーリッジがヘディングシュート。28分、左SHコウチーニョのクロスをストゥーリッジがつないでFWスアレスがシュート。だがポストに当てる。リバプールが必死に反撃するが、なかなか決定的なチャンスはつかめない。
 アーセナルは27分、ロシツキーに代えて左SHにモンレアルを投入。33分には故障を訴えた左SBギブスに代えてフェルメーレン。さらに39分にはカソルラに代えて右SHジェンキンソンを投入する。守備的な選手を次々と投入し、アーセナルが守備を固める。リバプールは32分、36分と左SHコウチーニョミドルシュート。33分にもCHジェラードがヘッドでつないで左SHコウチーニョがシュートを放つが、DFがブロックする。
 アーセナルの守備の意識が強い。それでも43分、CBメルテザッカーからのミスパスを左SHコウチーニョがカットしてスルーパスにFWスアレスが抜け出す。だがシュートはわずかにポストの右に外れた。スアレスらしからぬシュート。逆に45分、左SHモンレアルのクロスからOHエジルがCFジルーをポストに抜け出しシュート。だがGKミニョレに当てる。結局このままタイムアップ。首位決戦は2-0でアーセナルが快勝した。
 これまで中位・下位のチーム相手に勝利を重ね、強豪相手にはどうかと思われたアーセナルだったが、今シーズンの好調さは本物。同じく好調リバプールを寄せ付けぬサッカーで気持ちよく勝利を挙げた。次はリベンジのドルトムント戦。さらにマンU戦と続く。この勢いで勝利を積み重ねていきたい。