とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

長友はいきいき、インテル快勝。だがCBの不安はますます高まる。

 最近引分けが多くなかなか勝点が伸びないインテルだったが、久し振りにウディネーゼ戦に快勝。長友はいつものように左WBで先発し、右WBジョナタンが負傷退場した後は、右WBに入って、90分を通して安定したプレーを見せた。
 序盤はホームの8位ウディネーゼも積極的にプレスをかけてきて互角の展開。だがボールポゼッションはインテルの方が高く、次第に押し込んでいく。18分、左SHアルバレスのスルーパスにCFパラシオが抜け出しシュート。だがCBナウドがスライディングでブロック。直後には左WB長友が左サイドで起点となり、OHグアリン、左SHアルバレスとつないでのスルーパスにゴール前まで走り込んでいった。20分、CHカンビアッソミドルシュート。GKブルキッチがナイスセーブ。21分、左WB長友が右WBジョナタンにパスをしてそのまま走り込み、スルーパスに抜け出してシュートを放つ。
 そして25分、PA前30mほどの位置からのFKを右SHテデールが蹴ると、CFパラシオがドンピシャのヘディングシュート。インテルが先制した。そして興奮も冷めない29分、今度はカンビアッソのCKにファーサイドでCBラノッキアボレーシュート。追加点を挙げて、インテルが2-0と突き放した。
 だがインテルのCBは不安定。37分、ウディネーゼのCHシウバからのフィードにCBサムエルがヘディングミス。これをFWムリエルが拾いシュートを放つ。いやクロスだったか。ゴールは大きく外した。この直後、サムエルは腿裏の不調を訴え、ロランドに交代した。
 後半2分、左SHロベルト・ペレイラからのパスを受けて、FWディナターレがフェイントでCBラノッキアをかわしシュート。GKハンダノビッチのナイスセーブでゴールは守ったが、ディナターレのキレはさすが。だがウディネーゼの攻撃は単発的で、なかなか連続した攻撃が見られない。ゲームはインテル・ペースで進む。
 14分、FKからOHグアリンのクロスにCFパラシオが滑り込むが、GKブルキッチがわずかにボールに触り、コースを変える。16分、OHグアリンがドリブルで切れ込んでシュートを放つも、ポストにはね返される。26分にはジョナタンに代わり左WBに入ったアルバロ・ペレイラのクロスにCFパラシオがヘディングシュート。
 CHカンビアッソが不安定なDF陣を気にしてか、DFラインに入って守る場面が増えてくる一方で攻撃は淡白。グアリンの単騎の仕掛けが目立ち、守備も疲れからファールが増えて、ウディネーゼに再三FKを献上する。しかしウディネーゼもそのチャンスを生かせない。
 36分にはCBラノッキアも足を攣って、アンドレオッリと交代。さらに45分にはCBフアンがイエローカードをもらい、次節出場停止。DF陣が赤信号だ。
 ゲームはアディショナルタイムスローインからパラシオが右サイドを抜け出し、クロスをアルバレスが押し込んでダメ押し。3-0でインテルが快勝した。長友も左WBに右WBにと活躍したが、カンパニャーロが負傷欠場して以来3バックが不安定。次節はフアンが出場停止でサムエルもケガ。ラノッキアはさすがに大丈夫と思いたいが、CB3人欠場は痛い。しばらく下位チームが続く。ここを踏ん張りどころに勝ち星を積み重ねたいところだ。